これを書いている今も手の震えが止まらない。
すぐ通り過ぎていてくれたらよかったのだが、丁度うちの近くが休憩場所だったようで(おっちゃんが太鼓の音に負けない声でそんなアナウンスをしていた)、体感震度2程の揺れに15分程襲われた。
力の限り叩かれ、どーんどーんどーんと無機質に響く音は、私の頭に金づちで釘を何度も何度も刺しているようだった。
その間、何も考えられなくて、汗や震えだけがひたすら続いた。つまり、体がうまく動かないため逃げることもできなかったし、思い浮かばなかった。
太鼓が行ったあともしばらく茫然としていて、また少し泣いてしまった。
我ながら情けない体だとは思うが、ほんと勘弁してほしい。
太鼓を打ち鳴らす合間に一人のおっちゃんが、いよっ!やってくれました~!と歓声を上げ拍手し、周りの人達がそれに呼応し不揃いにぱちぱち拍手する音が脳裏から消えない。
窓から一瞬ちらと見えた2mはあると思わしき神輿太鼓の周りにいた人達はみんな笑顔で良い人そうだった。
実際そうなのかもしれない。
けど、私は彼らが嫌いだ。
蛇足すると、祭りがダメとか善意や一生懸命さが人を傷つけることがあるとかそんなことを言いたいわけではないです。ただ気持ちを吐き出したかっただけです。
皆さま、よいGWを。