2016-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20160913214238

アニメイトタイムスのインタビューを見つけた。サンキュー

──この『君の名は。』というタイトルへ行きつく経緯を教えてください。

新海:有名な先行作品(※1)があることはもちろん承知の上で、これしかないとこのタイトルに行きつきました。かなり迷ったのですが、最初は仮タイトルとして小野小町和歌から『夢と知りせば』というタイトルを付けていたり、あとは『かたわれの恋人』だったこともありました。でも何か足りないという気持ちがあって。

※1:1952年ラジオドラマとして放送された『君の名は』。1953年映画1962年1966年1976年1991年2012年TVドラマとして放送されています

実は『君の名は。』というタイトルは頭から候補の中にあったんです。ただそれは有名な作品があるからっていう気持ちが大きくて、候補の上のほうに上がってこなかったんです。でも、去年の12月東宝の今年の映画作品ラインナップの発表があるからタイトルだけでも決めなければいけなくて、もう一回脚本を読み直したんです。そうしたら、「君の名前は」ってふたりとも何度も叫ぶ訳ですよね。もう言ってる、こればっかり言っていると(笑)

一同:(笑)

新海:だからやっぱりこれで良いんだと思いました。タイトル先行で物語を書いた訳ではないけど、作中で何度もお互い問いあっているんです。「君の名は」で断絶してしまう個所もあれば、「君の名はから始まる個所もあると。であるならば断絶するというところと、ここから始まる必ずしも問いではないというところから句点を付けて少し差別化を入れました。20代以下の、場合によっては30代以下の方はこの作品で初めてこのタイトルに触れるという人も多いと思いますが。

──朝ドラを見ていた人たちの興味は惹くかもしれませんね。

新海:それに「どこかで聞いた名前だな、と思えるくらいのほうがいいんだよ」って、川村元気プロデューサーも言っていたんです。

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