フォトリアルなCGの追及ってのは、「身近なもの」を題材にして初めて活きるのだとわかる。
欧米で欧米軍モデルのフォトリアルなFPSゲーが流行るのは、それが彼らにとって最初からある程度のリアリティを持った題材であるという現実に尽きる。
少なくとも、白人をモデルにした人物フィギュアがいくら精度を高めても、日本人にはせいぜい「ハリウッド映画に近づいた」「彫刻のような立体感」と感じられるのが限界というところは大きい。
これが北野武や藤原竜也になると途端に「現実に近づいた」という感じになる。
日本でフォトリアルな3DCGゲームの追及が流行することがあるとすれば、それはサブカルチャーが一周回って時代劇回帰でもしたときのことだろう。