2016-06-29

増田を辞めたい。

 十年前にインターネットを歩いていたら黒尽くめのイヌ拉致されて、

 それからずっと奴隷増田として働かされている。


 上級増田たちは俺たちが稼いだ10users20usersの記事を吸い上げて、

 毎晩ザギンで500users級の豪遊をしているらしい。

 かたや俺たち最下層の奴隷増田は、エリート増田たちが当てた体験談釣り記事の「追記」を下請けする業務や、愚にもつかない脱糞ネタ記事新人増田底辺増田に唯一オリジナル記事投稿することが許されたカテゴリ)を投稿する日々だ。


 だが、もう限界だ。

 増田を辞めたい。

 しかし辞められない。

 辞めようとすれば上級増田と手を組んだブクマカたち(互助会なんてものじゃない。悪の枢軸だ)のはなった刺客によって、抹殺されてしまう。

 俺にはそこまでして脱走に賭ける度胸はない。


 俺たち増田武器は、増田記事だ。

 だから、こうして俺の告白を綴っている。これが俺にできる最大限だ。

 上級増田たちの息の掛かったもののに見つかれば、たちまち削除されてしまうかもしれない。


 もし、この記事がきみの目に触れたのなら、

 是非心に留めておいてほしい。

 あなたがたが日々消費している増田記事凄惨搾取によって成り立っているのだと。

 ホッテントリ記事一つあたり、平均で3.2人の底辺増田たちの生命が消費されているのだと。

 どうか、その重みを噛み締めながら、増田を読んでほしい。

 俺たちは命がけなのだ

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