自己啓発嫌いのはてな民には酷評されるだろうが、たいぶ面白かった。
賞賛の要求からはじまり、無能の証明に終わる承認欲求の末路とか、たんなる教育論を超える人間理解の視点を得た気がする。
結局、他人と分かり合えないことを前提に、いかに他人に共感を示し、ときに折り合いをつけるかってことが人間関係のすべてなんだろう。
あと、「特別でない自分を受け入れる」ってのは、競争でとかく特別であることを問われる現代社会でこそ活きる考え方だな。
とにかく面白い本だった。必ずもう一回読みなおしたいレベルで満足度☆☆☆☆☆。
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