2016-03-23

ちょっと身奇麗にしてたり若かったり、十人並み以上の容姿だったりすると、たいていおじさんが近寄ってくる。下心だけならあしらえばいいだけだが、やたら褒めそやし、実力以上の仕事をさせようと画策する。たぶんそれはおじさんたちにとっての最大限の好意であり、それに寄って自分プライドなどを満たしているんだろうが、実力以上の仕事をしてできなかったら、まわりからは「女の力で」「男を惑わせて」みたいな雰囲気を潜ませたチクリチクリとくる嫌味を言われる。

嫌味を言われないように頑張ると体にガタがくる。

無理をしてもできないときにふっとごまかしてしまえばいいのではという誘惑が頭をよぎるが、それをやれば小保方さんのようになるのはわかりきっているし、エンジニアとして最低限超えてはいけないラインだろうと踏みとどまる。

仕事にかかりきりで私生活おざなり、年を取ってくると結婚はまだか子供はいいぞ、あんたが仕事無茶振りしてくるからこんなことになってんだろ。だいたい何度同じ仕事の自慢をするんだ。

かといって身なりに頓着せず、地味を貫いていれば、女というものは無条件に攻撃されるものだ。駅でいきなり怒鳴られたり、酔っ払いに絡まれたりする、痴漢にあったりするのも耐え難いが、勝手腐女子と決めかかって話をふってくる若い男性にもどう対処して良いものやらわからない。見下しの視線というものは直接的な嫌味より少しマシなくらいで、心をじりじりと削られる。

自分のために生きろって言ったって、食い扶持を稼いでいかなきゃいけないわけで、そうすると嫌味や見下した視線、老境に差し掛かった男性の下心には結局耐えねばならない。やり返したらきつい女だ、女じゃないだし、生きるのって本当に地獄だ。たぶん男に生まれてても別の地獄があるだけなんだ。生きるのって本当に地獄だ。

  • ニーチェ「神様はおらんで? 全ては許されておるんやで。だから増田も自由に自殺したってええんやで」

  • http://anond.hatelabo.jp/20160301222437 まさか30代で恋をするとは思わなかった よい。 http://anond.hatelabo.jp/20160301194406 正しい失恋の仕方がわからない 夢は所詮夢なので、あまり気にしないほう...

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