小売店や飲食店の店員、サラリーマン、公務員、土木作業員、電気技術者、ビルメン、医療関係者、塾講師、研究者…世の中にはあまたの仕事がある。
働いている人の姿を見る度に「この人たちは凄い」と感動する。
道端に落ちている茶色く臭い物体に酷似した顔に、ボンレスハムのような醜悪な肉体。
会話のキャッチボールも実際のキャッチボールもまったく出来ない。学歴もクソで、資格もない。頭も悪い。
一方自分の長所は何もない。むしろこの期に及んで長所を探そうとすることも、短所であるといえないだろうか。
労働できる能力が何もない。それどころか美点すらない社会の粗大ごみだ。
そんな人間、昔ならとっくに野垂れ死んでいることだろう。