お好きかどうかは分かりませんが栗ご飯炊きましたの」
「朝早く発つというお客さまをお見送りして、
台帳を整理した後に昼間に栗を剥きました、大変でしたけど」
「それは大変でしたね。
なかなか美味しそうではありませんか。
栗ももう終わりですし、これはありがたい」
それに、食べた後の骨煎餅にしてくれと頭まで食べられて
猫もそこまで食べるかどうか」
「ははは、骨はともかく
「骨まで食べるとか、私はよく分かりませんけど、
お身体お察し下さいね」
そう言って
ゆがんで見える赤い紅葉の色が
水彩絵の具を伸ばしたように滲んで見えて
ゆらゆらと冬の夜へ溶けていく様だった。
缶詰ので代用、
香りがよくしていいわよ!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!