大好きな君へ
○○くん、元気にしてますか?
わたしは春休みで暇なのに、○○くんを生で見られる機会がなくて、ションボリしながらバイトしてます。
突然ですが、わたしはもうすぐ就職活動を始めなければいけません。
「わたしの夢ってなんだっけ?」
以前同じ教室で勉強した仲間は、バンドを組んでCDデビューしたり、バイトをしながら小劇団に入ったり、はたまたお母さんになる夢を叶えた子もいます。
もちろん明確な夢を持って、それを叶えて生きている人の方が少ないことくらいわかります。
でも、それでも、ふと不安になります。このままでいいのかなと。
わたしはきっとこのまま、親や先生が望むような職業を選択し、何にもないままフラフラと生きていくと思います。
なんとなく結婚して、子供を産んで、育てる未来が、わたしには待っているでしょう。
これが不正解でないことは確かだけど、正解でないことも確かです。
そんなわたしにとって君は「夢」です。どんな強がりを言っても、わたしは君に「夢」を見ています。
君がいつまでもステージで輝いてくれることが、もう自分に夢を見ることができなくなった、悲しいわたしの夢です。
前は何回コンサートや舞台に行こうが「ただ好きだから」って思ってました。
でも多分、本当は違います。わかったんです。
「君」の夢が叶ってくれるのが「わたし」の夢です。
「わたし」の夢を叶えるために、わたしは「君」を精一杯応援します。
○○くんに良いことがたくさんありますように。
小さなファンより