2015-11-08

流行りのSF小説 ハーモニーを読んで思ったこと

自分の通う大学生協でも街の本屋と同じように、伊藤計劃が押し出されており、ウンコ大学中退した大量生産大衆作家の本と一緒にズラ〜と陳列されている。

このようなキャンペーン自分はまんまと嵌り、買って読んだのだが、読みにくかった。

お話の内容は、たいていの人間意識が消えてユートピアができましたー、文科省は人文系廃止できるね ヨカッタヨカッタとかいものである

そんな絶賛されるものか?と感じた。

しかし、「お前の文章の方が読みにくい」とか「映画化決定」と言われると何も言い返すことができない。

から自分には文句をいう権利など微塵もないのだけれども、ヒロインのある言葉にねーよと強く思った。

フィクションには、本には、言葉には、人を殺すことのできる力が宿っているんだよ、すごいと思わない

かいうお言葉である。そして、「若きウェルテルの悩み」が引き合いに出されている。

正直、人を殺す力など言葉にはないだろ。

たかが、お話で人を殺すことなどできない。

できていたら、今頃安倍晋三なんか数億回くらい死んでいるはずだ。

おそらく著者の夢なのだろう。俺ってフィクション書いてる!人を殺すパワーがある!というふうに思いたかったのだろう。

実際はとことん言葉なんて無力だ。

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