俺は小中高大と学生時代、所謂「クラスでもイケているグループ」に属した事がない。
この「クラスでもイケているグループ」とは、いつも最低7〜8人くらいの友達とワイワイ楽しそうにしている人達の事で、
何となくどんなモノかは分かると思う。
ごく稀に、このグループに入ってしまう事が何度かあったが、この時の自分の異物感たるや半端ない。
結局、俺にはこういうのは向かないんだな、と結論付けて学生時代を過ごした。
社会人になってもひとりで過ごす事が多かったが、決定的に違ったのは学生時代ほど違和感のない事だった。
身近にいるのはただの同僚であり、友達ではないからかも知れない。
気持ちが少し楽になって、お金にも余裕が出てきて趣味が増えていった。
服を買うようになった。
ジムに通って体を鍛える事にした。
スノーボードをはじめてみた。
映画をよく観るようになった。
そして幸いな事に、「見栄えのいい趣味」だったりする。
これを20代ずっと続けて30代になった今、いつの間にか人より音楽や映画に詳しくなっていたし、
服も人からセンスが良いと言われるようになり、スノーボードの腕前も上達した。
勿論それなりに努力はした。(ここでは詳しく書ききれないけど)
周りからの印象もだいぶ変わった。特に学生時代の友達に会うと驚かれる。
リア充だと良く言われるが、実際はいつもひとりで楽しんでいたりする。
今までの時間を取り戻すかのように30代を楽しんでいるけど、それでいいと思っている。
他人からどう見えるかしか評価基準がない スカスカのはてなーの見本みたいなやつ