別に末っ子じゃないのに末っ子根性の子が子供時代には時々いた。
恐ろしく目端が利いて、よく動く。人に気をつかえる、人あたりもいい。
でもその半面、どこかひどく落ち着きがない。周囲の視界を気にしていて、気に入らない子が死角に入るや、何らかの変なリアクションをしていた。
なんというか…当たりがいい「だけ」の子、っていうか。
見ていて怖くなるほど「そんな生き方していて不安はないの?」と言いたくなる子だった。今で言うルミネCMのロングヘアゆる巻きちゃんポジの子だね。
そういう子は私とは互いにどんなに頑張っても馬が合わなくて、遊んでいてもつまんなかった。私は途中で飽きて本を読み出すし、その子は別の子と遊び出すしさ。
私は別に人の眼が気にならないわけじゃないけど、他人のことばかり考えて一日を終えるというほど人に興味があるわけでもない。大体、自分を含めて人とは嫌らしいものだし、そんなに他人を構ってもwとかいう考えであったわけで。
嫌らしいものとわかった相手に、まるで溺愛しているかのように執拗に絡んだりじゃれついたりするのは、エゴではなかろうか。下手をすれば善意による攻撃なんだよね。
そんなんだったら、善意ない方は居場所なくなっちゃうわ。苦手意識しかないから。
先日、その手のタイプの子が、ネットで私そっくりの容姿をして他人に要注意人物の見分け方を教示なさっておられた。