少なくとも政府一般の常識では沖縄は捨て石という表現で全会一致だった。
だから自民党政権下では、補助金をずっと年間何十何百億と渡してきた。
ただその額から言って、米軍に基地を提供している事や捨て石となってきた沖縄への手切れ金なのは間違いない。
辺野古移設で補助金が倍額されるだろうと見越して地元の土建屋や商店街の人達はやきもきしながら
それが振り込まれるのを今か今かと待ちわびる、そんな暗い世情なのである。
地元を復興させようにも目玉は観光とマンゴーやサンゴ礁位しかない。
政府案でリゾート建設や誘致も過去には何度も行われたが今では殆どが衰退の憂き目に遭っている。
普天間や辺野古に米軍基地が建設されるとなると、復興はまだまだ遠い話であるし、補助金目当てに
公共事業を行ってもその場しのぎに過ぎない事は言うまでもない。
だから仲井真県知事政権下では金の無心が沖縄を救う事だと信じられてきた。
それが今度の移設反対派の勝利に終わった事で、今まで捨て石利権に預って来た人達は、
その生活基盤を失う事になり、それに頼って生きてきた人達もまた、衰亡するしかなくなっていくわけである。
現状がこうなのだから、沖縄が“捨て石”であり続けるが出来なければ経済は自然と破綻するしかない。
議論しようにも何が沖縄を“捨て石”から脱却させられるか、分からないままである。
現在沖縄はシャッター街も多く不景気なのだ。 シャッター街なのは車社会故の郊外巨大SCに客が集まるからと言う典型的地方の事情だし。 因みにSCはイオンだけじゃなくて地元企業の...