2014-04-25

アニメは良くも悪くも歌舞伎化している

男子高校生の日常見た後、紙兎ロペ見て思った事。

単体で見てると「あー、なんとなくあるある感あるかも……」と思える男子高校生の日常だけど、ガチ日常会話系と比べてしまうと「あ、別ジャンルか」ってなる。

それで、良くも悪くも男子高校生の日常、はあくまでオタクアニメ文法に則った物語なんだな、と改めて思ったわけだが、自分的には、ロペみたいなガチ日常会話系と比べるまでは、そういう自覚が薄かった。

この「自覚」を薄めていたのは、自分アニメ文法にどっぷりだったからで、でもよく考えると、このアニメ文法は、かなり現実離れした所に、リアリティを設置している。

棒読み駄目演技とアニメ世界で呼ばれる演技は、しかし振り返ってみればとてもリアリティはある喋りだと最近思う。

日本人が、普通言わないような台詞を言おうとしたら、そりゃあぁなるだろ、というかなんというか。

アニメ文法が設置するリアリティは、もはや現実から乖離してる。アニメの文法という、現実世界から見るとぶっとんだ、独特の世界におけるリアリティを、ファンは追い求めている。

特に女の子の喋りとか、リアルとかけ離れて、完全に歌舞伎の演技に近い領域に入り始めていると思う。

なんだかんだで、こういう方へ行くのは、日本人特性なのかもしれない。あ、でも外国オペラとかそれ系かも。

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