※前提として、学生をもっと国が支援すべきだ、という話も異論はない。
※ただ、現在の国の予算配分がどうなっててどう変えるべきか、に踏み込んだ議論は見たことがないのであれば知りたい。
学生支援機構の奨学金を学生ローンという名称に変えろという議論がある。
理由は、貸与型だということが分かりづらい、紛らわしいから、ということらしい。
名称を変えること自体には意見はない。中身が同じならどっちでも構わない。
僕は奨学金を借りて大学に通っているが、奨学金を借りるにあたって、
貸与型であることは手続きの過程で何度も言われていて、紛らわしいと思ったことはない。
なので、普通の大学生なら、給付型だと勘違いするようなことは起きないと考えている。
僕の認識では、この議論において声が大きいのは、
1.奨学金を借りたけど返せなくなった人
2.そのニュースを見て問題だと感じた大人
である。
1.の人については、
少なくとも自分と同じ手続きを行ったのならば、勘違いは起きないはずである。
2.の人については、
よって、名称を変えるという主張の理由に「名称が紛らわしい」というのはおかしいのではないか。
この議論において、借りる立場の学生の意見はあまり見えてこない。
奨学金を借りて学生生活を送り、既に社会人になった人が返済が辛いと言っているのは見るが、