2014-01-03

映画『豚(先生)がいた教室』を観た

あらすじはこんな感じ。真実のドキュメンタリという触れ込み。

6年生の担任になった新任教師が、「命の大切さを知る授業」として、1年間この担任を受け持ち(あだ名豚先生)、卒業の際に自殺することを宣言する。

生徒たちは豚先生の可愛らしさにたちまち魅了され一年をすごすことになる。

汗臭さや他のクラスとの兼ね合い、保護者から圧力などの問題を乗り越えて、クラス豚先生擁護し続け、豚先生は教師として一人前になる。

さて卒業間近になって、先生の提案でクラスで話し合いがもたれる。「豚ちゃんは死ぬべきか、死なぬべきか」についてだ。

自殺を前提に先生は生きていたとは言え、生徒はあだ名までつけて先生になつき、先生子供たちになついている。

そんな先生自殺を目の前で見る、で本当にいいのか。逆に「かわいそうだから死なせない」というのは責任の取り方としてどうなのか。

子供たちの間で激論が交わされた後、結局多数決を2回取っても結論は出ない。しかし、琢哉君の一言が決め手となり…


というものだった。

ちなみに、琢哉君の一言とは、「豚を一年飼って殺している小学生もいっぱいいる。先生を殺すのと何が変わらないの?」

という一言で、学級委員ふたばちゃんが「そもそも、私たちが殺すのではない。先生勝手自殺するだけ」と続けざまに言うシーンも息をのむシーンだった。

ある親のコメント、「最近、豚を殺すことで命の大切さをという教師がいるが、豚先生は身を以てしめすことで本当の教育というものをみせてくれた」というのも気合が入っていた。


えいがをみて、ぼくは宗教じみててってこわいなと思って、単なる豚のオナニー人生に付き合わされた生徒を悲しく思うのだった。

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