道路交通法は労働基準法と並んで日本ではもっとも守られてない法律の一つだからな*1。という話はともかく。
スピード違反などの軽微な(?)道路交通法違反については罰金の支払いが必要になるというのは周知の通りだが、あれは刑法上の「罰金刑」ではない。
道路交通法には交通反則通告制度というものがあり、これに従って金銭を納付すれば刑事告訴されなくて済むという制度である。
聞こえは悪いが、賄賂を贈って握りつぶしてもらっているようなものだと言えばわかりやすかろう。
で、こんな制度がある理由は至って簡単で「軽微違反をいちいち刑事告訴していたら忙しさマッハで検察と裁判所が死ぬから」。
ところがこの制度、実は適用されるのは車とバイクだけである。歩行者や自転車などの軽車両には当てはまらない*2。
なので元増田が話題にしている自転車の逆走の場合、切られるのは赤キップになる。
赤キップはすなわち刑事告訴するという意味である。道路交通法違反容疑で取り調べが行われ、刑事告訴され、有罪になればそれこそ懲役や罰金刑が課される。前科にもなる。
ここまで来れば、一見長閑に「違反行為ですよ」と注意してまわっている理由も判るだろうか。
*1 飲酒運転などの悪質なケースは除く。
※この駄文にオチはありません よく大きく取り上げられているのは、自転車の路側帯逆走禁止。 そんなわけで、今日家に帰ってきたら、ちょうどその話がニュースでやってる。 い...
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