2013-07-08

技術革新と法の間でねじ切られる人々

http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20130708/p1

功罪、というと少し違うような気がする。

大昔に極東ブログで書かれていたように、47氏自身はwinny自体にあまり興味がなく、関心があったのはおそらくデジタルコンテンツが将来迎えるパラダイムシフトだった。

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/05/47.html

まりP2Pという技術と、大容量・高速化する回線加速度的に脳力が上がっていくパソコンなどを鑑みれば、この先デジタルコンテンツのあり方が大きく変化することは明らかだった。

だったら自分の手で壊してしまおう、そしてその先の世界へ足がかりを作っておけば、次の時代が来た時に大きなアドバンテージが取れる。

実際そんなことを逮捕された時に自身の言葉で話していたこともあった。

極東氏が書かれているように当時は発展していく技術法律は追いつくことが出来なかった。

そして47氏の事件を経てなお、デジタルコンテンツに関する著作権に関する法律既存著作権法を無理やり当てはめているだけだ。

技術進歩法律の間の捻れはこれからも大きくなり、何人もの人間がその間でねじ切られていくだろう。

現行の法の中で進歩を進めていけば良い?

それは正論だが、大きな革新の時には法の判断の及ばない部分に立ち入ることになる。

そしてそれは単に善悪で判断できる問題ではないのである

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