ただいま就活中。
とある会社説明会で、かつて暴走族のリーダーだったという社長の話を聞いた。
札つきのワル、手のつけられない不良が 更 生 し た というだけでなんとなく「話の分かるイイ奴」みたいなイメージを抱いてしまう。
そういう経歴を明らかにした上でひと儲けしている著名人が数多く居て、
もちろん私はその誰とも話したことはないけれど、仮にいま目の前に現れたとしても誰一人信用できない、気がする。
彼らがどんな紆余曲折を経て不良になり、また更生したのかは定かじゃない。
生まれたときから道をそれることなく真面目に生きてきた人が大多数を占める中で、なぜマスコミや彼ら本人が語るその過去の実態は毛ほども取りざたされないのだろうか。
いったい幾つのチャリを盗み、ガラスを割り、何人を殴って金を奪ったのか、計り知れないというのに。
仮に全員に頭を下げたとして、全員に許してもらえることなど到底できないだろう。
同じようなことを両津勘吉も言ってたけど、
数十年経った今となって、元暴走族に「人格者」みたいなイメージがついちゃう風潮が、どうも納得できない。
「元・暴走族」を名乗る「現・人格者」のうち、何人が自分の罪をまともに清算したというのか。
「昔はヤンチャしたけど、今は真面目に仕事やっているからチャラだぜ♪」
と言わんばかりの元暴走族アピールと、ニカッと笑ってそういうことを言えちゃう世のおじさん達が、まったく信用できない。
だいたいヤンチャってなんなんだ。