この春から、働くことになる。
怖くて怖くてどうしようもない。
どうしても「一度でもドロップアウトしたら、もう社会復帰はできない」という気がしてしまうからだ。
そうじゃないことは知っている。何人もの人が社会復帰しているのも知っている。
しかし「仕事がなくなる」「社会に属していない」という恐怖は、浪人や留年、退学に対する恐怖よりも凄まじい。
中学までは義務教育だし、高校も大学も入り直せる、やり直せる、単純な偏差値という物差しで何度だって勝負できる。
けれど、就職活動は壮絶だった。
なにを評価されているのか分からない恐怖。
ある人から指摘された「長所」が、ある人からは「短所」と指摘される。
結局、思い通りにいかない就活生。しかし、模擬面接の練習に行くことは欠かさない。新しい本を買うことを止めない。
だって、どこを評価されているのか分からない、せめて、「ここが評価されているんだ」と思い込んでおかないと、不安で仕方がないからだ。
話が逸れたけど、それぐらいに就職活動は壮絶で、自分が何者なのかも分からないような、とにかく「仕事がない恐怖」「社会に一生属することのできない恐怖」と対峙する時間だった。
もう、こんなもの味わいたくない。
今度は、その「職を失う恐怖」とずっと対峙しながら働き続けなくてはいけないのか。
みんな同じ不安を抱えながら仕事してるから気にするな
人間関係はうまくいかないのが普通だから安心して失敗しろ 少しくらい失敗しても大きな問題にはなりはしないしすぐに復旧できる
ただ、増田の優しさが怖かった。
今日の創作コーナー