苦労をやむなく押し付けられてやれやれとか云いながらかわいい女の子とキャッフするのが、現在のアニメやラノベの物語のメインストリームだと思うけれど、残念ながらリアルではあり得ない設定だ。なぜこの手の話の需要があるかと云えば、それはいろんなことに労力を使いたくない男闘呼の自分勝手な欲望を満たす設定だからであろうと思う。確かに現実を生きるのに精一杯であればあるこそ、深夜にテレビを見ているときくらいはドキドキワクワクしたい。需要があるどころか、現在の深夜アニメの支持層の多くはこういった欲望を持った男性たちではなかろうか。
だから、そういう苦労を押し付けられるけれど、それ自体をしょうがねえなあとか云いながら楽しめるようなものをビジネスとして行えば一儲けできるんじゃないかと思ってうだうだ考えていたら、それはペットを飼うということと同じだったと思いいたった。彼らはわざわざ自分を困難な状況に置いて楽しんでいる。苦労がいやなら最初から飼わなければいい。
仮に都会の賃貸住宅に住んでいたとしてそこでペットを飼うというのは非常に大変なはずだけれど、それをしたいという人はたくさんいるし、実際に行なっている人もいる。ヘタしたらペット禁止の賃貸住宅で管理会社や大家に無断で飼っている人も知っている。それに対するリターンはと云えば、つまり深夜の萌えアニメで「不幸だ」とかつぶやいている主人公の心境に非常に近いものがありそうな気がする。
うん、ペット良いよねペット。 無条件に俺を好いてくれたり従ってくれたりとか 二次元にしかいないじゃんそんな存在。 でも犬を飼えばそんなの簡単に手に入るのよ。 現実じゃ絶対築...