■いじめられる側にだってプライドがあるんだよ

昨今のいじめ事件で、さっさと逃げろ学校なんか行かなくていいとか、いろいろ意見が出ていて、それぞれ正しいと思うのだけれども。

そもそもの話、不登校になったり親や教師に相談する前に、本人が、「自分がいじめられている」ということを認めたがらないんじゃないか。

子どもにだってプライドはある。自分が、「いじめられる」「弱い側」であるなどということは認めたくないだろう。男の子ならなおさらだ。だって情けないじゃないか。

最近のいじめは「いじり」の形を取っていると聞くけれど、「いじられる」側の子がヘラヘラ笑っていたりするのは、そうでもしてないと自分自身のプライドが保てないからだ。

からかわれる程度ならともかく、物理的に殴られたり持ち物を壊されたりしても、これは「いじめ」ではない、と、一番思い込みたがっているのは本人じゃないかと思う。

殴られて痛いのは体だけじゃない。プライドが壊れるから痛いんだよ。悔しいんだよ。

俺も中学生時代はいじめられる側だった。

母親がそれを聞きつけてきて、「あんた学校でいじめられているんでしょうっ!!」と散々なじられた。なんなんだいったい。

俺は(ばれているのはわかっていたが)否認した。教師に対しても同様に否認した。

あれからもう30年近く経っているが、いじめの報道は今でも冷静ではいられない。

そして、こんなことをネットで書けるのも、匿名ダイアリーだからだ。リアルでは、すごく近い友人2名くらいにしか話したことはない。

Permalink | 記事への反応(2) | 03:24

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