今日あったこと。
サークルのミーティング帰り、皆いろんな路線に散っていく。JR、地下鉄、私鉄。だんだんみんな減っていって、僕達3人はトボトボと歩く。
一ヶ月前のことである。あるジェントルマンは同じサークル活動の帰り、女の子を遠い改札まで送り届けてあげたのだ。僕には車道側を歩くのが精一杯。女性に優しくとは言うけれど、女の子に不自然に優しくしたら 勘違いとかされて、それでごめんなさいね、って言われてしまうかもしれない。そういうことを避けていた自分にはハッとさせられる一瞬であった。
本日のジェントルマンも、その子を送っていくのだと全く同じことを言う。あらあら。おなじ状況じゃない。この前は一緒に見送りに行き、結局女の子と同じ路線で帰ったっけ。多分あれは世間では抜け駆けとか言うことなんでしょうね。その時は戻るのが面倒だったのと、かのジェントルマンとは馬が合わず一緒に帰りたくなかったからなのだけど。流石に今日は一緒に見送れそうもない。多分勘違いされちゃって、狙ってるだとか何とか言われちゃうんだよね。僕は彼がそういうことを言う前から悩んでいたから、綺麗に引導を渡されちゃった形になった。
それじゃあね。彼女をちゃんと送り届けてね。と言って僕はひとり家路につく。
これで良かったのだ、彼女は皆に愛された。
で、やっぱり男は改札が遠くにあっても、きちんと送り届けるのが思いやりというものなのでしょうか?
ぼくは少しやりすぎだと思っていて、それが気持ち悪いとか思われるんじゃないかととても不安でした。
そのジェントルマンの身近な人が夜道や改札に向かうまでの間で襲われたか酔っ払いに絡まれるなどのいやな目にあったことがあって、それで女性を送り届けているということはないだ...