2012-05-26

封建制度というのは専門家体制と言って良い。

衣服専門家技術がなければ作れなかったし、軍事は有能な専門家である騎士や侍が必要であったし、政治専門家技能がなければ動かせなかった。

これが民主制度として移行し得た理由としては、

機械化による大量生産で、熟練工1人よりも素人10人の方がよっぽど服を作れるようになったこと、

ライフル銃の誕生で、職業軍人1人よりも素人徴兵して10人並べた方がよほどに成果を出したこと、

公教育の充実で、王や貴族が少数いるよりも平民が多数で議論した方が成果を出せるようになったこと、

これらが噛み合ったからこそ、少数の力を持つ人間よりも、普通の大多数の方がより有用となり、少数の専門家によって成り立っていた世界から、大多数の普通の人によって成り立つ世界になった。

少数の特権者は残りより力を強め残ってはいるが。

 

しかし現状として世界は、

徴兵された兵は役に立たず長い年月訓練を積んだ軍人必要となっているし、

ただ働けるだけの人間奴隷のように使われ、人より優れた熟練工や才能のある人間以外はまともな生活は出来ない、

議会政府は専門的なことが分からず判断を誤る。

普通の人が何人集まっても1人の有能な人間に敵わない世界になっていっている。

こんな誤魔化しながら続いている世界が、もう持つわけないじゃないか

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