2011-02-17

政策実現の方法学確立せよ

  火災報知器の普及率は、「義務化済自治体」でも70%程度らしい

  耐震診断は、新宿区で「診断への補助金制度」を用意しても、実施者はゼロだったらしい

  中央区で「高齢者が民間賃貸住宅への入居をあっせんする窓口」を用意したが、

  相談件数はそれなりにあったが、成約はゼロだったらしい

  (孤独死されると困るので、貸さない、という民間家主のハードルが高かった)

  ・・・ということで、政府にしても自治体にしても、

  「政策目標を、いかに住民等に実現してもらうのか?」という「政策実現テクニック」が

  あまりにも「下手」じゃないか

  お役所は「●●した人には、半額補助金します」的な政策テクニックが大好きだが

  そういうテクニックが、果たして「最少費用で、最大の政策効果を上げる」のに適切な手法だろうか?

  自分だったら、

  「●●したい人、自分の負担上限額を書いて応募してください」として、「入札」させる。

  耐震診断であれば、予算枠5億円であれば、「自己負担割合が高くてもいいか耐震診断したい」

  という人から順番に、予算枠5億円使い切るまでの人に耐震補助を実施する。

  要は、耐震補助金の「競争入札である

  役所が勝手に「補助率は半額」と決めて実施ゼロになるより、よほど有効に予算が使われる。

  自分の案はあくまで一案だが、このように

  「いか政府自治体の政策を実現するか?」というテクニック論について、

  社会学者政治学者が研究してもいいのでないか

  政策実現の方法学、とでも、言えばいいのか。

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