火災報知器の普及率は、「義務化済自治体」でも70%程度らしい。
耐震診断は、新宿区で「診断への補助金制度」を用意しても、実施者はゼロだったらしい。
中央区で「高齢者が民間賃貸住宅への入居をあっせんする窓口」を用意したが、
(孤独死されると困るので、貸さない、という民間家主のハードルが高かった)
「政策目標を、いかに住民等に実現してもらうのか?」という「政策実現テクニック」が
あまりにも「下手」じゃないか?
お役所は「●●した人には、半額補助金出します」的な政策テクニックが大好きだが、
そういうテクニックが、果たして「最少費用で、最大の政策効果を上げる」のに適切な手法だろうか?
自分だったら、
「●●したい人、自分の負担上限額を書いて応募してください」として、「入札」させる。
耐震診断であれば、予算枠5億円であれば、「自己負担割合が高くてもいいから耐震診断したい」
という人から順番に、予算枠5億円使い切るまでの人に耐震補助を実施する。
役所が勝手に「補助率は半額」と決めて実施ゼロになるより、よほど有効に予算が使われる。
「いかに政府・自治体の政策を実現するか?」というテクニック論について、
政策実現の方法学、とでも、言えばいいのか。