はてなキーワード: 対テロ部隊とは
富野作品って基本的に「大きな状況」にまつわるリアリティと、「メカを売る」という商業的な要請によって構成されている。
パトレイバーで言うなら、「企業の理屈をわかれ!」「労働者の権利はどうなる!」みたいなことをパイロットが叫びながら、レイバーがひたすら戦い続けるみたいな話になる。
一方で富野以外のガンダムの監督だと、ミリタリフェチ的な「戦闘」のリアリティを重視しがちで、パトレイバーの日常目線のリアリティからは乖離するだろうなと思う。
まあ「ポケ戦」はオススメだけど。
しかし閃ハサは「富野原作で監督は別人」という座組が良く作用したのか、あるいは原作の閃ハサが商業性に囚われずに作られたというのもあるのか、主要な人間関係にクローズアップするのがかなり上手くいってる。
テロリストの若きリーダー。対テロ部隊を率いるエリート軍人。二人のあいだで自由に飛び回るファム・ファタール。
戦闘シーンの狂気的な作り込みが話題になってるけど、あれもミリタリフェチのためではなく、物語のリアリティの底上げをするためだとわかる。