2024-03-03

米粒で起きた冷戦

冷戦の始まりだ。

たかしかも今度は米粒ときた。本当にどうでも良い。ほんっとうにどうでもいい、しょうもない。日曜の夜だぞ、良い加減にしてくれ。

発端は夕食の暮れだ。夕食はおれが用意した。そしておれが購入した米である今日一汁三菜シンプルご飯だった。

茶碗の底が見え、おれが手を止めていたとき彼女がいつものように指摘する。

「また米粒残してるー」

軽めの口調で呟く彼女に対しておれは

めんどいじゃーん」

という。このやりとりはいものことなのだ。

が、今日は外出で疲れていたのか、ふとアクセルを踏んできた。

「...友達に話したら2人くらいは即別れるって言ってたよ」

良いだろう、返り討ちにしてやる。そこから溜め技のように間を開けて熟考した一言の繰り出し合いが始まった。

「作った人に失礼じゃない?」

「おれが作ったしおれが買ったお米だからよくない?」

「じゃあ外は?あたしと外食してるときにも残すじゃん」

「おれらは食事サービスお金で買ってるんだから、それをどうしようがおれら次第じゃない?」

「じゃあ子供が人んちで残したらどうするの?失礼だと思われるよ?」

「それは金銭が発生していない、善意食事提供からさないのが正解だね、でも今日って残しても失礼になる相手がいなくない?」

「あたしが気分悪い」

「なんで気分悪いの?それって世間常識からおれがズレてるからでしょ?常識から外れたものは一律ダメっていう人間?」

「てかそういういちいちうるさいところがキモい、もういい、はい、もう今後なにも言いません、けど子供ができたら叱ってね。はい、あたしは何も言いません」

むぅ、向こうは黙り込んでしまった。おれに敵意はない。ただ、米粒を残さないために箸で茶碗を掻きむしるという無駄行為場所を選ばずに繰り返す愚かさを伝えたかっただけなのに、、、

はぁ、頼むから理解してくれ。

恩を受けている状態で「米粒を残す」というのは相手の恩を踏み躙る行為になる。そのシーンでは米粒は残してはいけない。

しかしだな、しかしだぞ。

それ以外のあらゆるシーンでは、米粒を集めるために茶碗を掻きむしったとして、誰も喜ぶものはいない。

「あ、残してる?」

やべ「またブログに書いてんだろ」って言われた一旦ここまで

  • 皿洗いしたことなさそう

  • 冷戦って何?

    • 元増田は40歳以上のおじさんなんだ。 冷戦というのは簡単に言えば、ソビエト連邦と欧米との対立のことで、それは1989年に終わったんだ。 それを知ってる元増田の年齢はまあ察せるよね...

      • 50をこえて創作を増田に投稿してしまう幼い精神を持っているのは、ちょっとではなくてかなり恥ずかしい。 創作なんだからどうせ独身だろうし、もっと言えば子供部屋おじさんの可能...

        • 😡<50をこえて創作を増田に投稿してしまう幼い精神を持っているのは、ちょっとではなくてかなり恥ずかしい。創作なんだからどうせ独身だろうし、もっと言えば子供部屋おじさんの...

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