「ほーん適応障害か、どれどれ」と調べてみる。
適応障害は、ある特定の状況や出来事(転勤、配転、新しい人間関係など)が、その人にとっての主観的な苦悩(とてもつらく耐えがたい感じ)を生み、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。ICD-10では、「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」と定義され、ストレスとは「重大な生活上の変化やストレスに満ちた生活上の出来事」です。ストレス因は、個人レベルから災害など地域社会を巻き込むようなレベルまで様々です。また、ある人はストレスに感じることがほかの人はそうでなかったりと、個人のストレスに対する感じ方や耐性も大きな影響を及ぼします。つまり適応障害とは、ある生活の変化や出来事がその人にとって重大で、普段の生活がおくれないほど抑うつ気分、不安や心配が強く、それが明らかに正常の範囲を逸脱している状態といえます。
「ワイやんけ!」と膝を打ちかけるも普段の生活って何やろかと首をかしげる。
気づけばもう5年以上はこの状態やから主観的な苦悩とやらがもうすっかり日常と化しとる。
きついのは変わらんけどそのきつさを飼いならせるようになってきた。
ワイは苦悩を克服しつつあるわけやがそうなると面白いのは今度は周りが病みだすってことや。
ワイに調子こいた態度をとり続けてきたあいつやこいつが急に借りてきた猫みたいになっとる。
前からおとなしく礼儀正しい人たちはより一層おとなしくなっとる。
ワイの周り半径5mだけ重力が5倍になっとる感じや。
ワイは5年前からずっと5倍やから慣れっこやが温室育ちには寝耳に水なんやろな。
いうて他人を責めたいわけやない。むしろ健やかに暮らしてほしいとすら思っとる。
せやのにワイの重力のせいで人は地面にめり込みどんどん首が絞まってきとる。