2022-02-17

「お前が××の立場になったら」論法が無力な理由

ほぼ確実にならないものもある

例えば我々は早死にしなければ、いずれほぼ確実に老人になります

からこそ「年寄り笑うな行く道だもの」という論法一定説得力を持つわけです。

これに比べると、例えば「今ノンケである人がこの先ゲイになる可能性」は、おそらく無視できる程度に低いと言えるでしょう。

「じゃあ老人はともかくホモことなんかどうでもいいじゃん」となる……というわけでもないので、まず論理としてまともに成り立っていません。

大衆はそんなこといちいち考えてない

交通事故が怖くて外にも出られない人がまずいないように、「5年ノンケホモ率」なんていちいち考えていたらマジでキリがありません。

「なったらなったでしょうがない」ぐらいにしか考えていないのです。

もっと言えば立場が違えば言うことも違ってくるのが人間というものであり、

世間は冷たい冷たいと宣うマイノリティの皆様だって、別のマイノリティにはたぶん何とも思ったりしていません。

そんな連帯簡単に成り立つならこないだの選挙共産党が天下取ってます

世界最後の審判を下す神やエンマ様ではない

おそらくこれが最大の問題でしょう。

こういうことを言う人は「俺のお気に入りの誰かに優しくしない奴なんか悲惨な目に遭ったらいいんだ!」みたいな因果応報でも期待しているのでしょうが

そんな最後の審判じみたことが実際に起こるなら、世の中苦労しないのです。

しろ現実因果応報よりも余計に悲惨理不尽かもしれません。

地球環境を守らなかった奴だけが自然災害死ねゲラゲラ笑えるのかもしれませんが、そんなことがあるでしょうか?

無敵の人に殺された方は前世で罪でも犯したのでしょうか?

無敵の人放置したツケはあるにせよ、無関係の人がそれを被るのが因果応報というものでしょうか。

海外に目を向ければ、リベラルウクライナ人差別主義者のウクライナ人も、みな等しくロシアの脅威に晒されています

まあリベラルはしれっと逃げてるかもしれませんが。

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