2021-05-08

公衆Wi-Fiという差別中傷支援ツール

近年観光地レジャー施設コンビニなどあちこち増殖している公衆Wi-Fi。この大半は利便性理由利用者認証が甘い(もしくは無い)ので、匿名による差別中傷投稿が容易に出来るようになっている。

以前はこの手の行為一般人には少し敷居が高いプロクシTorが使われていたが、公衆Wi-Fi普及のおかげで手軽に出来るようになっている。

先日の八村が食らった差別中傷投稿もその類だろう。公衆Wi-FiがあればSNSアカウント用のフリーメールアドレス作成SNSアカウント作成差別中傷投稿が全て公衆Wi-Fiネットワーク上で完全に匿名で行える。公衆Wi-Fi側に認証記録が残ってないため足が付く心配もない。

こういう匿名差別中傷投稿SNS側でシステム排除しろという声が世界中で挙がっているが、いまだにどのSNSでも実装されていない。つまりSNS側では技術的に対策困難なのだ

例えばAI差別投稿監視するのも無理だ。1人の差別主義者を排除するのに1万人の通常ユーザー誤爆排除することになってしまう。

そうなると匿名差別中傷投稿支援ツールと化してる公衆Wi-Fi側の利用者認証厳格化するしかない。しかし、これも利便性を損なわないためにはフリメ認証させないとかの悲しいレベル対策しか提言出来ないのが現実だ。

https://www.sankei.com/smp/west/news/171101/wst1711010003-s1.html

現実には、公衆Wi-FiからSNS利用を禁止させ、SNS運営が日々の監視公衆Wi-FiIPから投稿しているアカウントを日々排除していくしかないだろう。これも自動化は実は難しい。IPの割当は不定期に変わるため、自動化したら半年後に普通ISP経由からアクセス排除してしまったり、その逆のことが起き得るからだ。

もしくは、公衆Wi-Fiを一斉に廃止するかだ。

今頻発している差別中傷投稿を抑止するならこの選択肢しかないだろう。

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