2020-08-30

ビルドダイバーズを見てる

約1年遅れでビルドダイバーズを見てその流れで今はビルドダイバーRe:RISEYou Tubeで見てる(残り数話はまだ見てない)。

まり話題になってる感じがしなかったけどいいじゃんこれ、こういうのでいいんだよ。

一応説明しておくとビルドシリーズってのはプラモを作ってスキャンさせるとそれを自分操作できるようになるゲーム舞台で「ビルドファイターズシリーズでは実際にプラモ同士が戦って破損するとプラモも実際に壊れるというシステムだったのが「ビルドダイバーズ」シリーズスキャンデータ電脳空間上で再現するVRゲームなのでプラモは壊れない、という設定のアニメだ。

初代ダイバーズのことも書きたいが最終回を迎えたRe:RISEのことを書く。

この作品は非常に堅実に1本筋の通った作品だった。やりたいこと表現したいことがはっきりしていてそのために地道な積み上げを行ってきた作品だ。

簡単に言えば成長物語もっと細かく言えば「何かを失った者が何かを取り戻す物語」だと思う。

このアニメ主人公格が4人居るがその内3人はアニメ開始時何かを失ってマイナスからスタートしている。残り一人は何も持っていない0スタートに近い状態だった。大切な人・情熱・仲間・信頼・自信といった物を彼らは失っていた。そんな彼らが偶然チームを組みエルドラという地を救うことになる。エルドラ自体も色々な物が失われた世界だった。ダイバーズが関わっていく中で失われた物もある。

失われた世界からこそ自分たちが失った物も浮き彫りになってくる。「このままではダメだ」と思ったダイバーズは各々の失った物と向き合い、見事成長し、何かを得る。

正直序盤の展開を退屈に感じた視聴者も多いと思う。陰鬱空気覇気のない主人公独りよがりで一向に活躍しないカザミ、しかしそれら全てが後半の展開で回収され一つの目的のために収束していく。

マイナスからの成長、久しく見なかったカタルシスを味わえて非常に満足している。

ダイの大冒険のポップとか、宇宙兄弟のやっさんとかみたいな評価が反転するキャラが好きなら見ておいたほうが良い。これはいいものだ。

  • リライズはガンプラ+ネトゲに留まらず転移物の要素もある作品に仕立てて来たのは本当に驚いたけど 作品のスケールが壮大で次回作へのハードルが高まりすぎててどうするんだこれ…...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん