2020-07-23

anond:20200723001152

http://jin115.com/archives/52154714.html

これのことか。

対応できなかったってことなんだろう。

ここまででないにしろ鳥山明デジタルはひどいからね。

あの人の場合水彩やガッシュと出来が違いすぎる。

少し余談だけど、よくアクリルデジタルに近いとか嘘八百が書かれることがあるけど、全くそんなことないからね。

ぼかしの自由からすると実は水彩のほうがデジタルの塗り感覚に近い。

そしてその水彩もデジタルSAIとは違うし、そもそもSAIPainterリアル水彩とは塗り感覚が違う。

ただ塗ってる感覚の近さは水彩ってだけで。

仕上がりの差異を吸収できない人は厳しいんだろうね。

特に江川さんの場合分水彩の濃淡だけで仕上げる感覚が強すぎて、一番その感覚に近いエアブラシを使っちゃってる。

2000~2008年付近までよくいた感じの人。

問題はそれだけじゃない。

今までペンでやってたところを塗りでカバーしなきゃならないんだけど、

狭義のデッサン描写練習をしてないので出てこない。

ペンタッチも強く出すぎていると色の中で浮いてしまう。

こういうジレンマの中であんな感じの絵になっちゃってる。

放送中の『天晴爛漫!』の原案アントンシク先生なんかはカラーが出てきてもペン画と信じられないくらいうまく融合している。

これは多分師匠胃之上奇嘉郎よりうまい

漫画自体のうまさは師匠の方に分がある)

カラーイラストの中でペン画が浮かないっていうのはベタと線の太さのチョイスが適切だってこと。

もう一つ言えば中間色のトーンの使い方も上手いってこと。

ここまで書いたら分かると思うけど、いわゆる白黒+トーンの技術イラスト技術はある程度別もんだよ。

話が少し飛んだけど、対応力と研究熱心さが失われた結果だろうね。

あいう塗り方するなら単純なアニメ塗りしたほうがいい。

それも省略の仕方を勉強しないとただ単に味気ない絵になるけど。

記事への反応 -
  • あの当時の漫画界全体の平均レベルがどの程度低かったのかはもう覚えてないけど(今残っているのは時代の波の中で生き残った名作ばかりなのでそれを基準にしても当時の平均なんて...

    • http://jin115.com/archives/52154714.html これのことか。 対応できなかったってことなんだろう。 ここまででないにしろ、鳥山明もデジタルはひどいからね。 あの人の場合水彩やガッシュと出来が...

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