日本人で"ファック"ってたまに言うひとがいるけど,聞くたびに苦手だなと思う.
みなさんご存知の通り英語圏の公共の場では例の単語は "f○ck" と書かれたり,"F(ピー)"と規制されることが多い単語で,"F word" と呼ばれる口にするのが禁忌とされてる単語だ.
(日本語に差別用語みたいな一部の人を明確に不快にさせるような単語を除いて,こういう禁忌とされる単語が存在しないのも興味深い)
とはいえ欧米人は日常的に口にしてるし,『パルプフィクション』みたいに1分に1回聞こえてくる映画があったりして,日本人で"ファック"って言う人がたまにいるのもこの辺りが理由なのだと思う.
そして僕が "ファック" を口にする人が苦手な理由は以下の通り.
『そもそも fuck の英語での本来の意味は〜』とかそういう話ではなく,英語の中での位置付けを知った上で使っているのかと問いたい.
欧米人と日本人では "fuck" という単語を口にするようになるまでの背景が全然違う.
欧米人は子供の頃,親の前で "F word" を口にしようものなら親から "そんな言葉口にするんじゃない!" と怒られ,その怒られ具合からまず事の重大さを知る.
そして成長の過程で徐々に,映画とか,他の大人が使っている様を見ながらどういうノリで使っていいかを分かっていく.
一方の日本人は特に注意する人がいない中で事の重大さをよく知らずに使っていて,なんとなく悪い言葉,くらいにしか知らずに使ってるあたりが気持ち悪い.
映画なんかをみているとわかるけど,この言葉は "fuckin' awesome" みたいに副詞として使うことが多く, "fuck" は悪態と "fuck you" という形でしか使わない.
たまに言われてる "まじファック" は英語で言うなれば "really fuck" だけど,これは文法からしてものすごく変だし,誰も絶対に言わない.
英語に親しみがある人ならまず選ばない言葉のセンスで,このへんも結局『分かってなさそう感』に拍車をかけてる.
結局,発音が悪いと『分かってない感』がすごい.
"ファック" じゃあないんだよ.
何が言いたいかと言うと,敢えて母語じゃない言葉を使っているのに,選んだ言葉の細かいニュアンスが分かってなさそうなあたりが最高にダサいですよと.安易に使っている人間に伝えたい.
fuck you!
この意見はまじ卍だと思う
マジという言葉自体が really fuckのような文法的違和感を狙ったものでは。
Fuck off!
ランボルギーニ・カウンタックは日本では『カウンタック』って発音するけど、母国イタリアでは全然違う発音。 でも日本に於いては『カウンタック』発音を責める奴はおらんやろ。