2017-01-20

広義と狭義と俗的なアレと

専門用語とひとくちにいっても,ものによって狭義の定義と広義の定義とがあり,加えて厳密には正しくはないが世間的にまかり通っている使い方(なんて言うんだろう,俗称?)なんてのもあり,結局文脈に応じてその単語がなにを指しているか推測しなければならないわけで,たまに頭が爆発しそうになる.

書籍だと爆発しそうにならないがネットサーフィンだとしばしば爆発しそうになる.その理由はおそらく,ウェブページというのは書籍の1ページ1ページがばらばらに置いてあるようなものなので,文脈を推しはかりにくいからであろう(なのでウェブページを見るときは,そのページがどういうサイトのものかチェックするのが大事だ).

爆発しそうになるのは,えてして学び始めたばかりの分野に多い.自分が十分に理解していると言えるような分野(そう多くはないが)であれば,余裕があるので,推測もしやすいし,語義のぶれにも寛容だ.無理解単語については,そもそも語義のぶれを認識できない.難しいものだ.

ちなみに爆発しそうになるのは,リアルでの会話でもたまにあって,「すいません,今その言葉どういう意味で使ってます?」と尋ねたくなってしまうが,会話を混ぜ返すのがめんどくさいので結局訊かず,さりとて結局尋ねないので何を言ってるのかわからなくて「そーっすねー」で〆ることの多さよ.

全ての言葉を正確に使うのは難しいので,結局重要なのは空気を読む技術なのだ,という点に落ち着く.とはい自分が属する領域専門用語が正しく使われない様子を目にすると,やはりちょっと気持ち悪さを感じてしまうのだった.

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