2016-01-21

やめること

つい最近、一事業撤退することになった。

本業が厳しい時期に、新規事業をということで6年前ほどに始めた事業だったが、結局、売上は伸びず一度も黒字決算とはならなかった。。

期待された新規事業本業とは売手も商品も全く異なるものであった。年を重ねる度に赤字常態化し、いつのまにか"期待"から本業の"足かせ"となっていた。

それでも事業は続けていた。設備投資をしたこともあり、簡単にやめられないということと、本業でしっかり稼げていたこともあり、会社全体で考えた時に影響が小さいこともありまあなんとかなると、そう考えていた。

今でも続けることは十分可能だとは思っているし、実際問題何とかなるだろう。。

本業好調とまでは言えないが、まだまだ利益をしっかり叩き出せる体制にある。後数年も恐らく大丈夫だろう。

それだからだろうか。今、私の頭の片隅に色々な声が飛び交っている。

"判断が厳しすぎないか?"とか"数字判断しすぎではないか"とか"その事業従事した人員やら建物はどうするんだよとか"従業員たちはどう感じるんだろうな・・"とか"じゃあ、何で売上、利益を伸ばすの?"とか。

考えたところで答えが出る話ではないことは重々承知してはいるのだけれど、"撤退"という意思決定が本当に正しいと言えるのか?ふと不安になってしま自分がいる。



何故か。



1020年先を考えた時に、本業も厳しくなるであろうことを仕事をしていてひしひしと感じてしまっている自分が同時にいるからだ。

当方地方成熟産業というポジショニング。その業界では比較的優良会社に位置するほうではあるが、前年割れ慢性的になってきており、本業だけでは到底成長は見込めない。

それと同時に業界全体で組織再編&買収&事業譲受の話がどこそこでも聞かれるようになってきた。

現状維持ではとても将来に明るい展望は見込めない。しかし、かといって、売り飛ばしたところで会社は伸びるといえるのか。

考えても答えは出ない。だけれども、判断留保し続けることがいいとは言えない。

これから1020年をいかに生きるか。増田なんかに投稿してる場合じゃない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん