6年。
まったくと言っていいほどロマンチックでもないし、それまでいわゆる非リアと呼ばれるような人生を送ってきた夫だったが、彼なりに一生懸命私を喜ばせようとがんばって来てくれていた。仕事は常に全力で打ち込み、身を粉にしてお金をたくさん稼いできてくれた。だからうっとりするようなデートや甘い言葉をかけてもらえなかったり、体調を崩して自己管理能力のなさを罵られたり、時々怒りに我を忘れた夫に殴られたり、時々長期にわたる無視をされたり、彼が嫌いな私の趣味嗜好を押し殺すことくらいいい女なら耐えて当然の義務なのだと思っていた。それができない女は、ダメな女なんだと思っていた。正直はなこさんのブログ(http://www.hanako-no-blog.com/entry/2014/05/05/093251)を目にするたび、劣等感で狂いそうになる(はなこさんとご主人、私と元夫を比較できるほどの共通点は1つ、2つしかないのだろうが)。今でもそう。だけどそれと同時に「今回の選択は人生で1番か2番目に良いものだった」という気持ちにもなって混乱する。未だに呪縛のようなものから解き放たれていないのだと思う。
離婚から1か月が経つが、失ってしまった自信を取り戻すのにはまだ時間がかかりそうだ。それでも死ではなく、離婚を選んだ自分をほんの少しだけ評価したい。してもいいよね。
追記
相手は愛し、一度は一生を捧げると誓った夫であるし、別れる際の捨てられる子犬のような彼の目を思い出すたび自分の判断に対する自信がぐらつくんだ。だけど、離れて暮らすようになって心も体も楽になったのは事実。いつかこういった葛藤を含め、まとまった形でモラハラやDVに苦しむ人たちに向けた文章を書けるようになりたい。今はまだ罪悪感もあって・・・
あまり気持ちの良くない形ではなこさんの名前を出してしまい、はなこさんすみませんでした。憧れの、素敵なご夫婦の形であると思っています。
いいよ。
結婚って怖いな
ええんやで
どんまい。 まあ相手の本性なんてなかなか見えないもんだ。
浮気とかよりずっと好感の持てる離婚だと思うが