2014-01-31

歯医者多過ぎワロタ

 銀歯が取れた。

 原因は不明。

 耐用年数みたいなものがあるのだろうか。

 二十年くらい前に埋め込んだやつだ。よく頑張ってくれた。

 歯医者に行くのは酷く億劫に感じられた。

 親知らず(←放置してる)抜きましょうとか、歯石取りましょうとか、歯のクリーニングしましょうとか、きっとゴチャゴチャ言われるに違いない。

 しかし、「銀歯 取れた 放置」でGoogle先生に聞いたところ、放っておくと面倒なことになるらしいので受診することに(『放置』は先生サジェストした。同じことを考える人が多いのだ)。

 で、近所の歯医者を調べた(今住んでる場所引っ越して来てから歯医者へ行くのは初めて)。

 たくさんある。

 徒歩5分圏内に3軒。

 多過ぎでしょ。

 再びGoogle先生質問したところ、なんと日本にはコンビニより多くの歯科医開業しているという。

 過当競争が起きているのだろうか。

 近所のどの歯科も土日やってる。平日は夜遅くまで開いてる。

 タクシーより先に歯医者を減らすべきなのでは。

 熟慮の末、自宅から徒歩40秒の場所にある歯科医院を受診することにした。

 何でこんな近くにあるんだ。あと、熟慮は嘘だスマン(近いから選んだ)。

 やはり過当競争が起きているのだろうか。この歯科医院、商魂たくましい。

 キッズルーム完備、訪問診療、院長blogGoogle+垢。

 HPトップにはロクロを回す院長の写真があり、「おカネ稼ぐぞ!」パワーがみなぎっている。

 私の受診意欲は著しく削がれる。

 こんな殺る気マンマンな歯医者行ったら、歯石除去どころか「( ゚∀゚)o彡°インプラント!インプラント!」なんて言ってくるに違いない。

 嫌だ。

 しかし私は大人なので、我慢して40秒かけて逝った。

 来院すると、目をギラギラさせた中年男が私を迎えた。HPでロクロを回していた院長だ。

 銀歯を埋め戻す作業はあっという間に終わった。

   院長「虫歯歯茎の腫れ、歯石茶渋……」

 病気というより、金脈を探すような鋭い目で私の口を覗きこむ院長。

 帰らせてくれと言いたかったが、口を押さえられているので喋れない。なんのプレイだよ。

   院長「……お口すごく健康。ちょっち歯石があるだけ」

 残念そうな顔で院長はガリガリと歯石除去を始めた。

 私としては歯科助手のお姉さんにおっぱい押し付けてもらいながらしてほしかった。ここ、ビジネス大事ポイントでしょ。

   歯科助手のお姉さん「次回は3ヶ月後の定期健診ですね。ご予定は?」

 定期健診を受けるなんて私は一言も言っていない。

 いやぁ〜3ヶ月後だと忘れちゃいそうだなぁとかわし、私は40秒かけて帰宅した。

 ずいぶんとアコギ歯医者だったなと顧みつつ、定期健診では歯科助手さんの『サービス』があったのではという希望観測的な後悔が脳裏をよぎった。

 ( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!

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