と、思うんですよね。
特別の知的な訓練をしていない普通の人が物事を考えると、2chやはてなの間違っていてしかもちっとも面白くないドヤ顔コメントを連発したりするわけじゃないですか。
普通の人が考える物事の根拠って思い込みでゆがんでいたり、少ない経験を元にした過度な一般化があったり、そもそも事実がなかったり、必要以上に誇張されていることって日常茶飯事ですよね。
ネット上で原発の関連のデマが大量に出回ったり、記事中にどこにも中国韓国のことが書かれていないのにも関わらず、ドヤ顔で中韓の陰謀論を唱えたり、中傷したりする人、豊川信用金庫の事件のこととか、他にもいっぱいある。
多分人類史でも魔女だとかユダヤ人の迫害だとか、同様のことが繰り返されてきたんでしょう。
わからないことはわからないですし、それは別に問題ないんですけど、自信満々に根拠薄弱な事柄を攻撃したり、不正確な情報を安易に発信したりするのは、やっぱり、よくない。
でも、それって基本的には人間の性というか、事実をありのままに捉えられず、何かモデル化したり、原因を求めたがる脳の認知に関わる構造的な問題です。脳の認知の問題が解決されない限り、ゆがんだ事実を真実としてと捉える傾向は変わらない。
ただ、昔はデマや事実無根の攻撃があっても、比較的小さなコミュニティーにとどまっていたものが、インターネットの普及で、馬鹿な考えが可視化されるようになってしまった。
意見の表明や拡散が容易になった以上は、ほとんど全ての事柄に対して門外漢の普通の人は、何も考えない方がいい、と思います。何も考えない方がいい、というのは言いすぎにしても、わからないことに対しては口を噤んでおきましょう。
専門的な知識持ってる人も持ってたら持ってたで偏った考えになる場合があるんだよなあ。 そもそも「よく知らないなら黙っていろ」の最終系って 政治を一部のエリートに任せるような...
じゃあ専門家が偏ってることを前提として複数の専門家の意見を聞いていいとこどりして判断すれば最強じゃね?