2012-07-02

愚行権としての「子宮頸がんワクチン拒否権」を認めよ

子宮頸がんワクチン接種で、一部の女子

「激痛を理由として、失神等のトラブルを起こした」と報じられている。

この事象自体は、

ワクチンが不良だったから、失神等のトラブルが発生した」のではなく、

「激痛そのものトラブルを惹起した」ようであり、

自分統一教会のように「このワクチン日本民族絶滅陰謀だ」という

トンデモ論には真っ向から反対する立場ではあるが、とはい

「激痛を伴うワクチン接種を、義務化するのは、女子が可哀相じゃないか?」と

同情してしまう。

素人考えでは、

「経口ワクチンを開発できないのか?」とか

「せめて筋肉注射じゃなく、痛みの少ない接種法を工夫できないのか?」とか

心配してしまうのだが、

「現状の、激痛な筋肉注射方法しか、接種方法がない」

のであれば、

愚行権としての、子宮頸がんワクチン拒否権を、認めてあげるべき」じゃないか

「少子」を書いた酒井順子が、

子供を作りたくない理由の隠れた主因は、陣痛が痛すぎるからじゃないか?」

と看破していたが、同様に

子宮頸がんワクチンの接種は痛すぎるから、受けたくない」という

子供じみた接種拒否権」も、認めてあげるべきじゃないのか?

社会予防接種を個人に強制する理由としては、

「接種主の感染リスクを低減する」こと以外に、それ以上に

社会全体の蔓延リスクを低減する」ことが挙げられる。

しかし、子宮頸がんについては、

「激痛を伴う接種」の説明理由として、「社会全体の子宮頸がん蔓延リスクを低減したいから」

というのは、「激痛接種を正当化するには、いささか理由が弱い」のでは?

接種を嫌がる女子生徒に対し、

社会全体の子宮頸がん蔓延リスクを低減したいから、激痛に耐えろ」と説得しようとしても、

自分避妊具を付けるから大丈夫だ」

とか

自分は一生男と交わらないから、大丈夫だ」と反論されたら、どう逆反論するのか?

子宮頸がん予防を

自分感染リスクの予防のため」という説得が主因なのであれば、

「痛いのがイヤだから接種しない、万一のリスク自分が負う」

という「愚行権自己決定権」も認めてあげるべきだと思う。

女子中生は自己決定を下すには早すぎる、女子中生の意思を無視して

 強制接種して、激痛に耐えるべきだ」という考えは、いささかパターナリズムじゃないか

というか、今の女子中生はネットも駆使しているから、

子宮頸がんワクチン接種って、死ぬほど痛いんだって~」という情報が駆け巡っているのでは?

そういう情報が出回れば出回るほど、接種時の恐怖感が増大して、失神事故が多発して・・・悪循環である

実際接種現場では、「ネットで痛い、と聞いているから、接種受けたくない」の類の

接種拒否が多発しているのでは?

早急に「痛くない接種法」の開発が必要なんじゃないか、と思う。

(接種率の向上に繋がるため)

  • 子宮頸がんワクチンでショック死したという話は聞かないけど 子宮頸がんは普通に死に至る病で治療費もかさむので 打つべきだと思う。 って言われてオシマイなんじゃね?

  • 調べてみたら、失神の原因は「血管迷走神経反射」が大半ということなので、休憩する時間があれば問題ないんじゃ? 軽い採血や献血でも、簡単になりうるから。 予防ワクチンは、半...

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