2009-08-07

社会起業支援サミット2009@早稲田 レポート

感想を一言で述べると、クソだった。茶番と換言してもいい。

 

 内容としては、10の団体が15分ずつ自分たちの事業をプレゼンして、そのあと茶話会で仲良くなりましょう!みたいな構成だったんだけど、30分たって最初の2つの団体のプレゼンが終わった段階で、居たたまれなくなって帰ってしまった。

社会起業とは

 社会起業の第一義的な意味は「社会問題点ビジネスの手法を使って解決する」であるはずだし、それこそが社会起業の意義だのだろう。つまりビジネスによって得られるマネーよりも、ビジネスによって社会問題を解決し、その功績、貢献度合で成功の如何が測られる。

営利目的企業の活動からはこぼれおちた、社会問題を鋭く射抜いたような、それでいて洗練されたビジネスプランを以て今日プレゼンが聞けるのだろうと期待に胸を膨らませて会場に着いたのだが、

▼何が不満だったのか?

 実際にそこで行われたプレゼンは、ビジネスモデルや具体的なプランなどなにも関係のない、NPOボランティア団体マイクパフォーマンスだった。

 最初の団体は、父親支援事業。「父親であることを楽しむ生き方」の理解浸透を目指して勉強会、父子旅行を企画しているというもの。要するに「お父さんがんばろう!」と言いたいらしいのだが、これのどこらへんがビジネス社会変革に繋がってるのかわからなかった。

 二つ目の団体は「ニートひきこもりの体力づくりのサポートを目指す」NPO

10分くらい、代表が元ひきこもりの体験、それを空手で克服したことをしゃべっていた。残りの5分で、パソコン空手出張講師の話をして終わった。

俺はここで退席。


社会起業=カネにならないボランティア

 残りの8団体のプレゼン概要を見ても、エコ教育、障がい、いじめといった市民運動家ファッション左翼どもが好きそうなテーマオンパレードで全く魅力を感じなった。たぶんその後の団体にも強力なビジネスプランユニークアイデアなんて絶対ない。断言できる。

 シンポジウム自体の進行にも非常に問題がある。ひとつのプレゼンが終わると、矢継ぎ早に次のプレゼンに移る。つまり、15分のプレゼンの後には一切質疑応答の時間などなく、いったいなんのためのプレゼンなのだろうか。社会起業家同士のフィードバック意見交換が今シンポジウム目的のひとつのはずなのに。 すべてのプレゼンが終わったあとに15分だけ質問たーいむ、ってふざけてんのか。

300人くらいくる、と書いてあったが100人もいなかった。関係者を除くと何人いたのか。


社会問題ビジネス

 どれだけ社会の為になる「良い」ことをやったことろで、それが収益性と直結しないと後世に残るシステムなんて築けるはずがない。カネがインセンティブになってることかそういうことじゃなくて、ちゃんと利益を出せるような仕組みを作ることでその組織が存続していく。こんなことを彼らに言うと「お金じゃなくて、やることが大事なんだよ!」とか言われるのかな。「社会起業」っていう新しい言葉を手にして喜んでる非営利団体にはヘドが出る。

 過去社会起業ビジネスコンテストを見ても、ボランティア団体の「ああ!私たちこんなにボランティアしてるぅ!!」合戦だった。

 ベンチャー企業創造組織化、経営するために起業という手法を採るんなら、まずビジネスモデルの話をしろよ。

 カンボジアに行って林檎の木でも植えるほうがよっぽど「社会起業」だ。

 今振り返ってみて、あそこで行われていたモノはなんだったのだろうか。もしあれが今流行りの「社会起業」の正体なのだとしたら、おれが勘違いしてたってことなのか。

 兎に角、ひどくテンションが下がってしまった。友達を連れていかなくてよかった。

  • 分からなくはないけど、ベンチャーですら収益上げるのが大変な時代に社会起業でそうそう収益が上がるわけないんだよね。 ベンチャーが1000に一つなら社会企業は10000に一つあるかない...

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