「同棲」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 同棲とは

2024-06-14

anond:20240614053501

anond:20240614031719

同棲中の彼女や妻など長い関係性のSEXはどうしても義務SEX割合50~70%くらいになる、男全員これ。

こっち読んで頭に血が上っちゃったからさ

 

でも射精メインディッシュだと思うとsexって疲れるだけでつまんないと思います

俺なんて「乳首をどのように吸うか」だけで毎回色々試行錯誤して終わったら次どうするかってプラン組んで

次回実行に移すだけで無限にやり方があって夢中になっちゃうんで全然飽きませんけどね

anond:20240613200606

男です。

ワンナイトや短い関係でしたくなかったSEXは1つも無いが、

同棲中の彼女や妻など長い関係性のSEXはどうしても義務SEX割合50~70%くらいになる、男全員これ。ノリノリに見えても「(仕方ね~)」と思いながらやる

2024-06-13

anond:20240613203548

2014年5月



2024年5月

2024-06-12

彼女サボテンにした

下北沢雑貨屋の軒下にサボテンが売られていた。

親指くらいのサイズ、100円。

同棲している彼女そっくりだなと思った。

その日は給料日で余裕があった。

店の中で椅子腰掛け気だるそうに雑誌を読んでいる店主に声をかけて、サボテンを買った。

レジサボテンを袋に入れてもらっている間、なんとなく不安が湧いた。照れ隠しに「プレゼントなんです」と言ってみた。

「へえ、誰に?」と店主。

同棲している彼女に」

サボテンはね、魂を選ぶよ」。目を合わせず店主がつぶやいた。

きっと喜ぶよ、とか、センスいいね、とか、客商売ならもっと気の利いた一言もあるだろうに、と思ったが、妙に納得した。

サボテンを持ってる自分おかしくて、足早に家に向かった。

家の間取り玄関扉を開けるとすぐに廊下台所がある。

扉を開けると煮込み料理を作っている彼女と目があった。

彼女視線が俺の顔から右手に移る。

「…サボテン」と彼女がつぶやいた。

プレゼントだよ」答える俺。

「なんで?」と彼女

テンションの上がらない彼女に内心焦りながら「なんとなく、君に似合うと思って」と言葉をつなげた。

その瞬間彼女の表情がくしゃっと崩れた。

「うける」

笑顔が見れて、ほっとした。

その夜、彼女サボテンを眺めながら「トゲピー」と名付けた。彼女は「サボテン」では味気ないからと、そう呼ぶことにした。

それから彼女の様子が少しずつ変わっていった。トゲピーを眺める時間が増え、言葉を交わすことが減っていった。彼女サボテンに話しかけるようになった。「きょうもいい天気ですね」「トゲピーかわいい」そんな言葉毎日聞こえるようになった。

最初は小さな変化だった。彼女は朝起きるとまずトゲピー挨拶し、その後に俺に「おはよう」と言った。トゲピーに対する親しみが日に日に強まっているようだった。彼女トゲピーに水をやりながら、「今日は何を話そうかな」とつぶやくようになった。俺はそれを微笑ましく思っていたが、次第に異様な気配を感じるようになった。

数週間が経つと、彼女トゲピーの世話にますます時間を割くようになった。朝食の準備を忘れ、仕事に遅れることが増えた。彼女トゲピーに語りかける時間を惜しむようになり、「トゲピーが元気でいられるなら、他のことはどうでもいい」とさえ言い始めた。俺は心配になり、彼女に何度も話をしたが、彼女は「大丈夫よ、心配しないで」と笑顔で答えるだけだった。

ある夜、彼女が突然起き上がり、庭に向かう音で目が覚めた。時計を見ると午前2時を過ぎていた。彼女が何をしているのか気になり、そっと後を追った。庭に出ると、彼女が何かを埋めている姿が見えた。恐る恐る近づくと、彼女は振り返り、狂ったように笑った。その笑顔は以前の彼女のものとは全く違っていた。

トゲピーが成長するのを助けてるの。命だからね」

その言葉にぞっとした。彼女サボテンと何か異常な繋がりを持っているようだった。彼女の様子がますます奇怪になり、食事もろくに取らず、ほとんど庭で過ごすようになった。

ある日、彼女の腕に奇妙な傷があるのに気づいた。彼女に問いただすと、「トゲピーちょっと刺さっただけ」と軽く言ったが、その傷は深く、痛々しいものだった。次第に彼女の肌は乾燥し始め、まるでサボテンの表面のようにざらついてきた。彼女の瞳は以前の輝きを失い、無感情な表情が増えていった。

さらに数ヶ月が経つと、彼女は庭に長時間立ち尽くすことが増えた。まるでトゲピーと一体化しているかのようだった。彼女の体は日に日にやせ細り、血色が悪くなっていった。俺は何度も彼女に休むように言ったが、彼女は「トゲピー必要なの」と言って聞かなかった。

そしてある日、彼女が姿を消した。警察に連絡し、必死に捜索したが、彼女痕跡は見つからなかった。家に戻り、庭を見渡すと、トゲピーは以前よりも大きく成長していた。そのサボテンはまるで彼女が吸収されたかのように生き生きとしていた。触れると、彼女の温もりを感じるような錯覚に襲われた。

その日以来、彼女のことを思い出す度に、彼女サボテンに変わってしまったという恐ろしい考えが頭を離れない。トゲピーを見る度に、その冷たい刺が彼女最後笑顔を思い起こさせる。

彼女サボテンにされたのだ。そう信じざるを得なかった。サボテンは人を選ぶ。いや、魂を選ぶのだ。

から時折聞こえる彼女の声。彼女はどこかで元気にしているだろうか

20歳下の恋人の性欲についていけるか不安

増田40代も半ばである20歳年下の彼女と付き合っている。

年代人間より性的能力の衰えが少なく、そういった欲求も人並み以上に持っている自信があったのだが、年々強くなる彼女の性欲にそう遠くない未来応えられなくなってしまうのではないか不安を抱いた。

彼女はもともと性的経験がなかった、というより嫌悪に近い感情を抱いていたらしいが、数年の性生活を経て大変積極的に求めてくれるようになった。(これについて冗談で「ワシが育てた」とドヤ顔した所ネタが通じず大変寂しい思いをした)

それは大変喜ばしいことで日々満足している。仕事の忙しさにもよるが平均して週1~2日はしているし、週末などは外出などの予定がなければ朝昼晩など複数回行うこともある。誘う頻度もどちらから、というよりスキンシップからなんとなくそういった雰囲気になることが多い。

ところがである

今年に入ったあたりからだろうか、1日に3回目ともなると、明らかに反応が鈍くなってきているのである所謂「中折れ」という事態はまだ起きていないが明らかに感度が鈍っている。

体力的にもかなりキツい。腰やらスタミナやらダメージが大きく、どうしても彼女側に色々してもらう時間が長くなってしまう。

同棲すればお互い落ち着くかと思いきや、1年経ってますます頻度が増えてきている。

おもちゃなども取り入れて体力と彼女の性欲の折り合いをつけようとしているが、いまいち好きではないとのこと。

※これについては今まであまり使ったことがないので使い方が悪いのかもしれない。

亜鉛サプリを飲む」「トレーニングを増やす」など最低限の体力維持は行っているがおそらく時間問題であろう。

彼女とは結婚視野に入っているが、例えば10年後、30半ばの彼女に対して満足に答えられない自分がいるのでは無いだろうかと思うと不安でたまらない。

彼女サボテンプレゼントした

下北沢雑貨屋の軒下にサボテンが売られていた。

親指くらいのサイズ100円。

同棲している彼女が好きそうだなと思った。

その日は給料日で余裕があった。

店の中で椅子腰掛け気だるそうに雑誌を読んでいる店主に声をかけて、サボテンを買った。

レジサボテンを袋に入れてもらっている間、なんとなしに気恥ずかしさが湧いた。照れ隠しに「プレゼントなんすよ」と言ってみた。

「へえ、誰に?」と店主。

同棲している彼女に」

サボテンはね、人を選ぶよ」。目を合わせず店主がつぶやいた。

きっと喜ぶよ、とか、センスいいね、とか、客商売ならもっと気の利いた一言もあるだろうに、と思ったが、妙に納得した。

サボテンを持ってる自分おかしくて、足早に家に向かった。

家の間取り玄関扉を開けるとすぐに廊下台所がある。

扉を開けると煮込み料理を作っている彼女と目があった。

彼女視線が俺の顔から右手に移る。

「…サボテン」と彼女がつぶやいた。

プレゼントです」答える俺。

「なんで?」と彼女

テンションの上がらない彼女に内心焦りながら「なんとなく、似合うと思って」と言葉をつなげた。

その瞬間彼女の表情がくしゃっと崩れた。

「うける」

笑顔が見れて、ほっとした。

コンビニプリンを食後に食べながら、彼女サボテンについて話をした。

店主に教えてもらったはずのサボテンの種類はすっかり忘れた。彼女は「サボテン」では味気ないからと「トゲピー」と名付けた。

トゲピーかわいい

そういって彼女は少し前かがみになって笑顔をみせた。彼女は笑うと左右非対称で、右目のほうが少し細くなる。そんな顔が可愛いと思った。

サボテンを買って1年後に入籍賃貸更新にあわせてもう少し広い家に引っ越した。もちろんサボテンも一緒だ。

トゲピーに話しかけながら「きょうもいい天気ですね」「チョゲッッ(裏声)」なんて一人芝居をしている妻は微笑ましかった。春の日にはじめて植え替えをした。広い植木鉢にうつったトゲピーはすくすくと成長をした。

それから何度か鉢植えをおこない、トゲピーは俺の腿から腰くらいの大きさになり、妻は2児の母、俺はしがないおっさんへと変貌した。

子どもたちは習い事合宿に行った夜、久しぶりに夫婦ゆっくりする時間ができた。

晩酌をしながら話をした。子どもたちの話が一区切りついたあと、ふとトゲピーを横目で見た妻がつぶやいた。

「実はいきなりサボテン買ってきて、なんて勝手なんだろうって思ったんだよ」

その言葉に心底驚いた。表情を察してか、妻が続けた。

絶対お世話するの私だろうなって思って」

ぐうの根も出なかった。実際、サボテンを買ってからしばらく放置していたのは俺だった。水やりも妻がかいがいしくやっていた。

好きでやってるのだと思った、と弁明した。

妻が目を細めて、話をした。

「命だからね。最初義務感だった。でも、トゲピーって名前つけてからあなたが時々『お、トゲピー元気だな』とか話しかけてるの見て可愛いなって思ってたの。それと、私が妊娠しているとき、土いじりは危ないからって植え替えを率先してやってくれて、この人とだったら子育てもできそうだなって安心したんだよね」

妻とそんな話をしたことがなかったので、俺はなんと言えばいいかからず逡巡していた。多分相当変な顔をしていたんだと思う。少し酔っているのか、頬を赤く染めながら妻が続けた。

「あのときトゲピーを買ってきてくれてありがとう

妻は少し前かがみになってはにかんだ。左右非対称で、右目が細くなる笑顔

10年以上前に聞いた店主の声を思い出す。人がサボテンを選ぶんじゃなくて、もしかしたら俺がサボテンに選ばれたのかもしれない。そう思うと、トゲピーはなかなか見る目がある。俺はトゲピーを見た。軒先で売られていたころより何十倍も大きく成長した彼を誇らしく思い、ビールを飲み干した。

別にモテる方ではなかったけど、ある程度の関係性を結んでおいて、自分に気があると感じられる人に狙いを定め、関係を深め、同棲してリスクを減らし、結婚すればいーじゃんと思ってその通りになったので、まぁラッキー

相手に完全性を求めず、自分にも妥協してもらう

相手には妥協のための言い訳自分を選ぶメリット)をなるべく多く提供する

交際必要以上に長引かせず、スピーディーに決める

決めた後は振り返らない、未来だけを見る

結婚後も妥協と調整を繰り返す

それだけ

2024-06-10

彼女に対する気持ちの整理ができない

婚約者がいるのだが、彼女に会えないのが寂しい。だが、週1回〜10日に1回にペースでは会っている。同棲はしていない。でも、まもなく同居する。

 

正直、もっと自分を求めてほしい。でも、彼女の行動はあっさりしているように感じる。いや、温かくて優しい人だよ。自立した人間だと思う。友人もたくさんいる。

ただ、おごがましくも、僕は彼女に対して、友人よりも自分を優先してほしいと考えている。でも、それは言えない。しかし、それが自分のどす黒い素の感情なのだ

 

多分、自分にはモラハラの要素があるんじゃないかと疑ってる。彼女の予定を全部把握したいし、男友達には会ってほしくない。男友達いるかどうかは、知らないけれど。でも、ご両親が言うには、女の子友達ばっかりらしいのだが。

 

つい先日、彼女一人暮らしをしている)に、彼女の自宅に行きたいと伝えた。彼女は「いいよ」と言った。でも、自分発言を後悔している。寂しさの感情の勢いで、その言葉を言ってしまたから。恥ずかしい。彼女の友人にも、ご両親にも、僕の発言は伝わるだろうな。

 

これから先、大丈夫かな。ただ、寂しい。

彼女セックスしたいと思うよ、正直。まだしていないけれど。性欲がないからしてないのではない。上手く言えないけど、彼女のことは家族だと思っているから、家族セックスって何か違うだろ?

 

これからずっと、自分悩むのかな。でも彼女にどうこの悩みを伝えるのか。そもそも、伝えるべきなのか?

 

そんなネチっこい自分感情増田しか吐き出せねえ。

どうしたらええのん

 

でも、彼女は優しいよ。温かい人だと思う。僕は彼女が好き。それは間違いない。

正直日本って女より男のほうが「結婚圧」掛けられてるよな

男性のほうが圧倒的に世間から結婚圧掛けられてるのに、ちょっと掛けられたくらいでぴえんしちゃう女見て羨ましいなと思ってしま

「そんなことないし!女のほうが結婚しろって言われてるし!」って言いたいかもしれないけど、まぁ落ち着いてくださいな

今Xで結婚しない配送ドライバー話題だけど、彼に関するツイートの反応見てもそんな事言える?

結婚せずに彼女同棲してるってだけで

 

結婚しないのは甘え!責任取れ!

手取り30万あれば子供作って養えるはず!言い訳するな!

ご飯とお味噌汁位置おかしい!

 

などなど...

他にも彼の人格否定する文章がこれでもかってぐらい付いてる

これはまさしく男性が置かれてる状況のいち部が可視化されたものだと思う

異性から透明化される底辺男性、透明化はされていないが結婚しないことを許してもらえない男性、仕方なく結婚させられる男性(その憂さ晴らし結婚願望のない男性に、女と一緒になって行う)

地獄かよクソ

女の人が結婚しないって言っても返ってくる反応はせいぜい「結婚したほうがいいって!結婚してみればわかるよ!」ぐらいでしょ?それで「結婚強要されてる〜〜〜」ってなるんでしょ?は〜〜〜〜羨ましいわ

身長低学歴、低収入発達障害診断済、両親離婚実家細い

165センチ

中卒(高校中退

29歳までフリーター貯金10万もない

今は年収400万くらい

自慢みたいになってしまうかもしれないけど、こんなんでも30歳で普通に結婚できたよ。

25歳のときバイト先の5個下の子と付き合って同棲→そのまま結婚

バイト先には自分と同じような奴ばっかりいたけどみんな職場内で結婚してた。

チアプとか婚活だと見向きもされないんだろうけど、身近な女性との縁を大事にすれば誰でも大体結婚できると思う。

2024-06-09

anond:20240609173429

同性で同棲をすればいいのでは…!

anond:20240609173051

どう考えてもさ

金がないのに同棲始めると

絶対盛った猿みたいになって

片方が妊娠して

一馬力の底辺生活になる

馬鹿の性欲を甘く見てはいけない

子供ができたらもう片方はずっと非正規なのに

終わってるよ

そんで子供低学歴

詰み

110年前の女性の投書「女にモテない夫を持った私の感想

 文通相手を探していたところ、1914年大正3年)に出版された少女向け雑誌『處女』(処女の旧字)を発見した。

 この雑誌大正時代少女読者投稿を行うものであり、文通相手募集も紙面で行われていたのだ。

 しか文通を出そうにも紙面に住所を書いている少女たちはもうほとんどが死んでいるので、しかたなく1914年『處女』9月号に掲載されていた投書を読んでいたところ、ある女性が「女にもてない夫を持つた私の感想」というもの投稿していた。

 最初は単なる愚痴かと思ったが、読み込むうちになんかなんだか気分が落ち込んでしまった。

 とりあえず書き起こすことにする。

「女にもてない夫を持った私の感想投稿者:宇佐美米子

 私がこの家に嫁いでからもう今年でちょうど5年になります。夢のように過ぎた5年の間には可成(かなり)色々な事がありましたが、楽しいことも悲しい事もみな断片のことであって、私の心に根深く止まっているというようなもの殆どなかったのです。

 根本の気に染まない所へ嫁いだということは、いくら考えても私自身ではどうすることも出来ないものと、目をつぶって諦めておりました。

 まったく迂闊なようですが、自己ということや、結婚愛情などということについて考え始めたのはつい近頃のことなのです。

 ぼんやりと無心なうちにまかせてきた今までの私が嫌に感じたことを申してみますと、今なお続いている夫の道楽ということでしょう。

 しかし私がそれを嫌に感じるというのは、世間普通の人のする嫉妬という意味では無く、道楽をしている独りよがりの夫が、いかにも気の毒に思われるからなのです。

 夫が遊びだしたということに私が気づいたのは、嫁いでから2年ばかり後のことでした。あるいは以前から遊んでいたのかもしれませんが、私があまり注意して見なかったせいか気がつきませんでした。

 世間にもままある物質から余儀なく家庭の犠牲になったというような嫌な性質のもとに嫁いだ私は、夫に対してまるで愛情はありませんでした。

 したがって、家庭というものいかにも潤いのない、しぱしぱした、無趣味もののように感じられて、新婚当時だれしもが味合うような、スウイートな気分は味わずしまいました。

 そんなわけで、私が夫に対して執着心がないから、夫が道楽をしても冷静な態度を持って客観することができたのかもしれません。

 

 夫が私をもらった動機というのは、ある場所で初めて私に会ったとき、どこが気に入ったのかということを、非常な熱望を持って親たちに申し込んだのです。そうして学位も何もない夫は、金の地力をもって私をめとったのでした。

 しか趣味もない粗暴な性質の夫の愛は一時的のものであって、年の経つにつれて平凡な形がつまらなくなり、少しずつ花柳(かりゅう。現代でいうとキャバクラか)の巷に恋をあさるようになりました。

 しか女房にさえ愛されない男が、浮気社会のひとたちに、どうしてもてましょう?

 いつも無駄お金を使うばかりで、心から充実した気分になったことはないようです。ときどき、可成(かなり)のぼせていることもあるようですが、いつも相手に反応がないので結局は失望に終わっているのです。

 そしてお金があるという点からかもしれませんが、なかなか望みが高く、中やそれ以下の女は気に入らないで、いつも名の売れた、ずいぶん良い方の席にも出るような女にばかり目をつけているのです。

 そういう女が、どうして生半可な財産家等を相手にするのでしょう?

 もてるどころか、口をかけて一寸でも顔を出してくれれば上の部なのです。

 

 まして、風彩の上がらない、青白い顔をした、顔の狭い痩せた、女性のような型の人、神経質でこせこせと、待合の女中らでさえ困るほど細かいことに気がついて、そのくせあまり思い切りのよくない、ほとんど振られる男の資格を完全に備えているような人が、どうして女にもてましょう?

 しか割合に罪がないとでもいうのでしょうか、芸者らが誰に対しても使うような、有りふれた常套語をさも自分にばかり殊別(格別)に言われたように、欣々然(いかにもうれしそうに)としているのです。

 そして私が女の話や待合(芸者と遊ぶところ)の話をされても平気でいるものですから、すべて私に話してしまます

 先日も例の如くお酒くさくなって帰ってきて

 「おい、後龍(※)が俺の顔を見て、非常に良い毛だと言っていたよ」

(※おそらく当時、日本一美女と言われた芸者・萬龍であると推測できる)

 と言う。私はそれを聞いて赤くなってしまいました。

 なるほど主人の顔の毛はいいに違いありませんが、頭の鉢の割合バカに毛ばかり沢山あるので、ぴったりとくっつかず、ちょうど30年ばかり前、いまだに髪を分け始めた頃の人のような妙な格好をしているのです。

 人の悪い芸者皮肉に冷やかしたのだと思うと、喜んでいる正直な夫の顔が、ほんとうに気の毒に見えます

 また道楽する人には似合わず、自慢そうに女房を連れて歩くのが好きなのです。

 芸者らが見て、そういうことは鼻つまみなことだと知っているのか知らないのか、私を着飾らしては、芝居だのカツフエー等に連れて回ります

 そしてときおり知った顔の芸者たちが挨拶しますと、いかにも得意そうなのです(私に対しても)。

 それも男の虚栄心の一つかもしれませんが、側から見てもあまりいいものではありません。

 いつでしたか、夫に連れられて芝居に参りました時、二、三人の一流どころの綺麗首がきていて、夫に向かって挨拶をしたが、すこし夫が横を向いた時、三人で首をすくめて、嫌な笑いを漏らしていました。

 ふとその態度が目に入った私は、思わずカッとなって夫のそばを離れてしまいました。そして並んで芝居を見ているのがたまらなく嫌でした。

 だいたい、夫にはちっとも友人というものがいないのです。ある私立専門学校を出たのですが、同窓の人とか、気のあった友達というものほとんどありません。

 こう友達などが少ないというのも、つまり夫があまりにもわがままで、そして神経質な利己主義な人を毛嫌いする癖があるから、どうしても誰と交際しても長続きがしないのでしょう。

 男に嫌われる人は、やはり女にも愛されません。

 ただし金銭の前には何物も無い花柳社会のことですから、夫の背後に光っている黄金の前に、いつどんな悪どい手段を講ずるものができるかもしれません。私は胸に企みのあるような者は、夫のために近づけるほかないと思っております

 もともと私は家庭の都合で余儀なく嫁いだ身ですから

 夫とはぜんぜん趣味性格も合わないし、また夫として手頼る(たよる)にたるような敬慕すべき人格のある人とは思われないから、1人で食べてさえ行かれれば、そっちを望んでいるのです。

 しかし私は今すぐここを出なければならないほど自分差し迫った事情もないし、また今出てはずいぶん惨めな暮らしをしなければなりませんから、こうして安全生活保証を得ているうちに出来るだけ自分を修養し、いついかなる境遇の変化に遭遇しても狼狽えず、静かに自分希望に向かって實行(じっこう)出来るように準備をしようと思っております

 それですから、とにかく今まで同棲した夫のために、また一度名乗った●●家のために、物質ということを抜きにして、心から夫を愛するような女を、夫のために欲しいと思っております

 しかし近頃は以前に比べると遊び方も円熟して来たし、物質によって得た愛情は長続きしない虚偽なものであるということを覚えてきたようですから、早晩気にいるような間違いのない、實(じつ)のある女を得られるであろうと喜ばしく思っています

(終)

感想

色々な意味で非常に怖い。みんなも奥さん旦那さんには優しくしよう!110年後にも残るかも知れないぞ!

anond:20240609004941

子育てはお互いの価値観のすり合わせの連続から

子供いない同棲もある程度そうなんだけど(清潔感とか家事割合とか)結婚子育てはその比ではない。

例えば妻が子供をオシャレに育てたくて(モテ関係するから)服をたくさん買っているけど、教育資金を早く貯めてしまいたい夫の不満が溜まってるとかあり得るし

子供小学生勉強できないから塾に行かせたい親と、小学生は遊ぶべきと思っている親とではギスギスしてしまう。

子供大学にまでは行かせなくていいし希望したら奨学金にすれば良いと思う親と、そうでない親とか考えたら色々ありすぎて。

(子供希望した場合大学まで行かせようとすると2000万円以上と言われていて物価高の中生活は大変になる)

婚活だと一部でもすり合わせできるから不和の種が減るんだろうなと思うが

恋愛結婚は多くの項目をすり合わせないまま結婚している人が多いだろうし、それが離婚率に反映されていると思う。

anond:20240609010841

子育てはお互いの価値観のすり合わせの連続だしね。

子供いない同棲もある程度そうなんだけど(清潔感とか家事割合とか)比ではない。

例えば妻が子供をオシャレに育てたくて(モテ関係するから)服をたくさん買っているけど、教育資金を早く貯めてしまいたい夫の不満が溜まってるとかあり得るし

子供小学生勉強できないから塾に行かせたい親と、小学生は遊ぶべきと思っている親とではギスギスしてしまう。

子供大学にまでは行かせなくていいし希望したら奨学金にすれば良いと思う親と、そうでない親とか考えたら色々ありすぎて。

婚活だと一部でもすり合わせできるから不和の種が減るんだろうなと思う。

2024-06-07

anond:20240607180511

専業主婦です!

付き合った時県外同士ですんでて、同棲始まったあたりからそれまで働いてた仕事やめて、新しい正社の仕事見つからず、

一瞬だけ近くの工場パートやったけど、子供できてから仕事辞めて今に至りますね。

幼稚園とかそういう名目あるだろうけど、きっと小学校生きだしたとしても働こうって思わないんじゃないかな?

働かなくても、現状だけならギリやっていけてるけど、高校大学って3人考えたら絶対足りない気がするんだよね。

そもそも金の管理してといいつつ、貯金いくらあるかってわかんないんだよね。

やり方が変すぎて、かき集めたもの貯金wwとか言ってるくらいだし。

anond:20240607125807

同棲結婚の予行と考えると、そもそも結婚する気ない人が増えれば同棲も減るだろうな

anond:20240607125053

同棲別に増えてない、なんなら減ってると思うぞ

anond:20240607124746

子供いないなら上がらないけど、それなら同棲で十分だし

同じ地球上に住んでいるのだから俺とお前は同棲関係にある

2024-06-06

家の中の賽の河原

小さい頃から片付けが下手すぎる。

から教わっても教わっても身に付かなかった。

それなのに無理やり一人暮らしを始め、無理やり同棲を始めてしまったので、まあ部屋は惨憺たるものだ。

恋人は私より不潔が好きだ。だから私が片付け下手でも怒らない。しかしこのまま生きていると収拾がつかない。私は一念発起して少しずつでも部屋を片付けることにした。

「一日一つ、場所を決めて片付ける」というやり方が、思いの外性に合った。

仕事疲労困憊な時は諦めるが、それ以外はなるべく頑張っている。片付けじゃなくて掃除をしてもいい。冷蔵庫にたまった埃を払うとか、洗面台を綺麗にするとか。

今悩んでいるのは、恋人が私の片付けたところを優先的に汚すことだ。

たとえば、寝室に散らばった本をまとめて一箇所に積み上げる。そうすると恋人は積み上げた本を全部倒す。

ものだらけのリビングのものを多少まとめて、少し部屋をすっきりさせる。そうすると恋人は空いたスペースにものを置く。

自分のやっていることや意図恋人には伝えた。一日で少しずつでも片付けること、下手なりに部屋を多少はなんとかしたいこと、もう少し清潔な空間で過ごしたいこと。でも恋人ヘラヘラ笑って「そんなに無理しなくていいよ」と言うだけだった。

なんというか、地獄だ。そして頑張ったら頑張っただけ、その頑張りを汚される。完成させたら元通りに壊される。賽の河原じゃん。

一人分の部屋でも、汚すスピードと片付けるスピードの前者が上回っていたのに、二人分なんてやっぱり頑張っても収拾がつかない。

結婚するまでに逃げるが吉だよな……こういう生活習慣以外は全部めちゃめちゃ好きな人からやりきれない。

2024-06-05

anond:20240604221006

実家出て同棲した2LDK新築アパート駐車場2台分付きで東京で住んでたワンルームの半分以下の家賃だった。

これはかなりの田舎だなあ。

運良く地元工場正社員になれたとはいえ、それでもそんなに手取りは増えてない。

これがポイントなんだろうな。

生活費激安になるレベルガチ田舎仕事もないのが普通から…。

あっても中古車ディーラー介護地元の零細オーナー企業奴隷でしょ。

仕事問題さえ解決すれば田舎に住む人増えると思うんだけどね。

anond:20240605111740

その通りで

離れて暮らしていれば仲良い恋人でも

同棲しはじめると不満が生まれやすいし

子供いる結婚生活さらに不満が生まれやすい。

例えば子供教育資金計画的に貯めたいのに

妻が子供のお高め服を毎回買いすぎてしまったら旦那の不満は溜まるし

赤ちゃんの世話が大変で出産の傷も痛む妻が睡眠不足で大変な時期に、旦那普通に8時間睡眠毎回とってたら不満は溜まる

小学生は遊ばせるものと考える旦那勉強はそこそこすべきと考える妻ではどちらかに不満が溜まる

赤ちゃんの吐き戻しがある時期に、旦那が早々にミルク後のゲップを諦め

スマホをいじっててあわや吐瀉物で窒息しそうになったら妻は怒るだろうし

妻が近所の人と話に夢中になって子供があわや交通事故に遭いそうだったら旦那は怒るだろうし。

世話焼きタイプの妻が 子供2人以上になって旦那の世話まで焼ききれなくなると旦那の不満は溜まるし

これ全て実例だけど

同棲しない恋人同棲する恋人/結婚子供なし→結婚子供ありで

後半になるほど不仲の原因が生まれやすいのだよな。

2024-06-04

田舎結婚ハードルが低い

俺は低身長収入チー牛の典型的弱者男性だったけど、30歳の時に家庭の事情地元Uターンした結果、結婚して子どもも授かったので、その経験から思ったことを書いてみる。

都会では結婚できなかった

これはたぶん間違いない。30歳ですでに結婚は諦めてた。

まず出会いがない。女性と知り合う機会が全くない。

毎日満員電車に揺られて職場と家を往復するだけの日々。

休みも基本はひとり。

だけどひとりでも楽しい

一日ふらふら遊んだあと、最寄駅近くの居酒屋で一杯やったら、もうずっとこれでも良いかなって気分になってた。

これがあと10年続いたらもうだめだったと思う。

でも田舎は何もかもが違った。

ヒマ

遊ぶところがない。

最近話題美術館はもちろんないし、図書館ですら遠い。わざわざ出かけなきゃいけない上に行っても中身がしょぼい。

飲み屋レベル低いし、車でしか行けない場所からひとりだと飲めないし、値段が高い。

田舎はなぜか外で酒を飲むと高くつく。

とにかくヒマだ。

ヒマだと寂しくなるし人恋しくなる。

昔の人がやたらと恋愛にこだわったのは、たぶんネットスマホがなかった頃は今よりヒマだったからなんだろう。

俺もヒマすぎてパートナー欲しくなった。

若者が少ない

30歳が若者かどうかは意見が分かれるかもしれないが、田舎だと圧倒的に若者だし、圧倒的に数が少ない。

右を見ても左を見ても年寄りばかり。

出会いなんてなさそうに思うが、少ないと探したくなるのが人情というものなんだろう。

限られた同世代はなんか集まる。

ヒマだし。

田舎に帰るとすぐ同級生から声がかかり、そこからなんか同世代の知り合いが増えていった。

不思議なことに新しい女性との出会いは都会より多かった。

紹介してくれと頼まなくても独身だとわかると合いそうなタイプの人をなんか紹介してもらえた。

妻と出会ったのもそういう知り合いの集まり忘年会かなんかだったはず。

足切りラインが低い

都会には美男美女高学歴高収入高身長などなどたくさんの若者がいる。

レベルの低いやつはフィルターにかけられて出会いにも到達しない。

でも田舎若者が少ないから、足切りされることはまずない。

そんなことしたら限られた選択肢ゼロなっちまう

多少容姿が悪くても身長が低くても、門前払いされることはない。

そんな状況だから、都会みたいにパートナースペックマウント取りあったりポケモンバトルしたりっていう文化は成立しない。

から都会では相手にされないスペックでもパートナーが見つけられたんだと思う。

結婚への圧が強い

これは悪い面の方が多いんだけど、都会にはない圧がたしか存在して、それに背中をぐいぐい押されたのは否定できない。

親や親戚、ご近所だけでなく、職場や同世代の友人たちに至るまで、結婚させようと圧をかけてくる。

妻と俺がちょっといい感じだとわかると、本当にいろんな方面から押された。

正直ウザいのも事実だが、俺みたいに煮え切らない人間にとっては背中を押されるのは良かったのかもしれないと思わなくもない。

今となっては、ありがたかたかもと思わなくもない。

生活に金がかからない

実はこれが一番大きいかも。

東京にいた頃は常にカツカツだったのが、地元に帰ってきてから結構貯金できるくらいに余裕ができた。

運良く地元工場正社員になれたとはいえ、それでもそんなに手取りは増えてない。

でも明らかに余裕があるのは、生活に金がかからいから。

外食特に外で酒飲むと高くつくけど、そもそも飲み屋が遠いので飲みに行く機会が減る。

遊ぶ場所も少ないから、金使う場面がない。

そしてなんか野菜もらえる。

親切でくれてんのかなと思ったら、実は一度にたくさんとれて消費しきれないからくれてるらしい。

畑やってる家はどこも同じ時期に同じものが余るので、畑やってない奴は絶好の引き取り手なんだとか。

でもこれが地味に助かる。

あと、家賃

実家出て同棲した2LDK新築アパート駐車場2台分付きで東京で住んでたワンルームの半分以下の家賃だった。

子どもが生まれたのを機に実家土地に家を建てたんだけれど、2千万円で結構広い立派な家が建った。

都会だと土地すら買えん額だ。

とにかく、金の余裕は心の余裕。

都会に住んでた頃のカツカツな経済状況では結婚なんてとても考えられなかった。

ということで、田舎に帰って結婚した話でした。

非モテ弱者男性はもしかしたら田舎引っ越したら結婚できるかも?

いや、地元とかじゃないところにいきなり行っても厳しいだろうし、仕事なかったら話にならんし、そんな簡単じゃないとは思うけど。

でも都会だと致命的になる要素が田舎だと意外と気にされなかったりする、ということだけは伝えておきたい。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん