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はてなキーワード: アフガニスタンとは

2024-05-27

アメリカ西側諸国

西側諸国は、自国侵略行為や二枚舌を無視しながら、他国批判することしかしない。例えば、セルビア人による民族浄化非難しておきながら、数々のセルビア侵略や、クロアチア人アルバニア人による虐殺無視されている。

アメリカとその同盟国は、長い歴史の中で多くの侵略行為を行ってきた。

例えば、アフガニスタン侵略は、数十年にわたる不安定市民の苦しみをもたらした。

リビア侵略では、安定した福祉国家崩壊し、国が混乱に陥り、多くの武装勢力権力を争う危険な国となってしまった。

イラク戦争は、大量破壊兵器存在という虚偽の主張に基づいて開始され、何十万人もの人々の死を招き、イラク現在も混乱と貧困から抜け出せていない。

グレナダ侵略では、民主的に選ばれた政府が倒され、アメリカ従順政権設立された。

これにより、民主主義人権は単なる口実に過ぎないことが明らかとなった。

アメリカは、歴史上、「悪の独裁政権を倒す」と声高らかに叫び侵略行為を繰り返してきたが、

多くの例で民主的に選ばれた政府を倒し、独裁政権支援してきた。

メディア中国アフリカ搾取非難するが、西側諸国現代においてアフリカから富を搾取し、戦争煽り無能独裁者支援し続けている。

西側諸国企業は、アフリカ天然資源、例えば石油、ガス、ダイヤモンド、その他の鉱物搾取し、現地のコミュニティ貧困の中に置き去りにしている。

また、西側諸国は不平等貿易協定押し付け、現地経済農業を脅かしている。大国自分勝手大国による搾取が現地の発展の妨げとなっていることを皆は知らない。

多くのアフリカ指導者が、西側東側支援を受けた腐敗した独裁者だ。自国民を抑圧しながら西側諸国東側諸国に富を差し出している。

現在ウクライナでは、西側諸国ロシア勢力争いを繰り広げており、ウクライナ都市自然破壊され、ウクライナ人が苦しんでいる。

西側メディアロシアプロパガンダ非難するが、自国プロパガンダもまた垂れ流している。

Западни свет често игнорише своје сопствене злочине док критикује друге. Многе агресије на Србију и масакри које су извршили Хрвати и Албанци остају непримећени и непризнати. САД и њени савезници имају дугу историју интервенција које су резултирале уништењем и патњом.

На пример, инвазија на Авганистан је довела до деценија нестабилности и патње цивила. У Либији, интервенција је оставила земљу у хаосу, са бројним оружаним групама које се боре за власт. Рат у Ираку је започет на основу лажних тврдњи о оружју за масовно уништење и резултирао је смрћу стотина хиљада људи.

У Гренада, САД је срушила демократски изабрану владу да би инсталирала режим који би им био послушан. Ово показује да су демократија и људска права само изговори за агресију. Историја је пуна примера где су САД и њени савезници свргавали демократски изабране владе и инсталирали диктатуре.

Медији често критикују Кину због експлоатације Африке, али истовремено игноришу како Запад наставља да из Африке извлачи богатства, подржавајући неспособне диктаторе и потпаљујући ратове за своје интересе. Западне компаније искоришћавају природне ресурсе Африке, попут нафте, гаса, дијаманата и других минерала, остављајући локалне заједнице у сиромаштву. Такође, западне земље често намећу неповољне трговинске споразуме који угрожавају локалну економију и пољопривреду. Многи афрички лидери који добијају подршку Запада су корумпирани диктатори који угњетавају свој народ, али су толерисани јер обезбеђују приступ ресурсима.

Тренутно, у Украјини, Запад и Русија се боре за утицај, уништавајући градове и природу, док украјински народ страда. Западни медији критикују руску пропаганду, али су и сами део пропагандне машине која оправдава своје интервенције.

2024-05-26

町田っていつも東京都神奈川県領土争いしてるけど、

日本アフガニスタンみたいなところなの?

バーミヤンって凄いところに出店してんだな

アフガニスタンって…

アナプラに出店するより酷くないか

2024-05-19

日本より人口が少ないのに日本より出生数が多い国の一覧

出生数(人・2021)人口(百万人・最新)
1コンゴ民主共和国4,034,95395.4
2エチオピア3,895,734107.3
3フィリピン2,485,008112.9
4エジプト2,465,005104.5
5タンザニア2,303,11461.7
6ウガンダ1,686,79545.6
7スーダン1,534,33242.0
8ケニア1,468,35851.5
9ベトナム1,462,623100.3
10アフガニスタン1,440,94134.3
11アンゴラ1,338,79234.1
12トルコ1,244,78285.4
13イラン1,204,10584.1
14イラク1,192,34543.3
15南アフリカ共和国1,176,95562.0
16モザンビーク1,174,34632.4
17ニジェール1,144,37125.4
18イエメン1,008,93631.9
19アルジェリア950,88845.4
20カメルーン950,54628.1
21コートジボワール932,94329.4
22ミャンマー920,39555.8
23マリ912,90122.4
24ガーナ904,67930.8
25マダガスカル895,04526.8
参考日本818,509124.0

2024-05-06

anond:20240506150736

欧米国で育児してるので心配いりません大丈夫です^^

あなた北朝鮮移住すると理想女性政策をしてる国に出会えると思います北朝鮮アフガニスタン移住するといいと思いますよ!

2024-04-21

ヒマラヤ山脈邪魔

ヒマラヤ山脈を除去すれば世界問題はほぼ解決する

諸悪の根源はあの山脈

 

この山脈南北天国と地獄が分かれている

南側森林限界ギリまで植物が育っている

ブータンネパールは畑が広がっている

一方で北側不毛の大地チベットの緯度は日本と変わらないのに雨が降らないため植物が育たない

南側から流れてくる湿った空気ヒマラヤ山脈でガードされる

仮にヒマラヤがなければチベットは広大な穀倉地帯になる

さらに、ブータンネパールに雨を降らせた大気乾燥して西側流れる

これがイカ

パキスタンアフガニスタンイランサウジアラビアに吹き込む

ここらが砂漠なのはアラビア海海水蒸発低気圧雨雲が出来ても

ヒマラヤから吹き込む乾燥した高気圧と混ざり雨雲が発達出来ずに消失する

雨が降らずに砂漠化する

ヒマラヤから乾燥した空気が流れてこなければサウジイラン辺りも雨が降るようになる

 

まりヒマラヤを除去すれば地球上の耕作可能地は飛躍的に増大する

食料生産量は爆増する

 

中東のイザコザの全ては食糧問題に根ざしており、これらが解決する

メシが十分に食えれば戦争など起きないのだ

 

人類の叡智を結集ヒマラヤ山脈撤去すべきだ

2024-04-15

世界食品ロス

世界で1日10億食超無駄に 日本は4800万食、国連 日本経済新聞2024年4月13日

2021年データだが、人口1人あたり廃棄量を計算してみた。

トップナイジェリア179kg、以下イラク115kgタンザニア112kgサウジアラビア102kgオーストラリア99kgと続く。

先進国ではオーストラリアダントツフランス26位で84kgイギリス34位で76kg韓国38位で71kg日本44位で65kgアメリカ48位で58kg

その他の国では、中国46位で63kgインド49位で49kgロシア50位で33kg

世界の平均は79kgから日本は優秀なほう。

年間65kgということは、1日あたり178g。減らすことはできるけど、半減は無理な気がする。

アフリカ諸国の廃棄量が多いのは冷蔵設備がまだ行き渡っていない、あるいは電力事情だろうか。それにしてもナイジェリアの多さが異常だ。

UNEPは警告するだけじゃなくて、目標値を設定すべきだよ。

順位国名食品廃棄量(t)人口(万人)人口1人当たり廃棄量(kg)
1ナイジェリア37,941,47021,140179
2イラク4,734,4344,120115
3タンザニア6,907,6496,150112
4サウジアラビア3,594,0803,530102
5オーストラリア2,563,1102,58099
6イエメン3,026,9463,05099
7マダガスカル2,769,5942,84098
8モザンビーク3,118,4163,22097
9ウガンダ4,546,2374,71097
10コンゴ8,912,9039,24096
11ニジェール2,393,8772,51095
12ケニア5,217,3675,50095
13カメルーン2,577,0642,72095
14コートジボワール2,561,1402,71095
15アンゴラ3,169,5233,39093
16スーダン4,162,3964,49093
17メキシコ11,979,36413,03092
18トルコ7,762,5758,50091
19マレーシア2,921,5773,28089
20モロッコ3,319,5243,73089
21ウズベキスタン3,001,8683,39089
22アルジェリア3,918,5294,46088
23エジプト9,136,94110,43088
24エチオピア10,327,23611,79088
25ミャンマー4,666,1255,48085
26フランス5,522,3586,54084
27フィリピン9,334,47711,10084
28ガーナ2,555,3323,17081
29タイ5,478,5327,00078
30アフガニスタン3,109,1533,98078
31スペイン3,613,9544,67077
32カナダ2,938,3213,81077
33ウクライナ3,344,9044,35077
34イギリス5,199,8256,82076
35インドネシア20,938,25227,64076
36ベトナム7,346,7179,82075
37ドイツ6,263,7758,39075
38大韓民国3,657,7645,13071
39アルゼンチン3,243,5634,56071
40パキスタン15,947,64522,52071
41イラン5,884,8428,50069
42コロンビア3,545,4995,13069
43イタリア4,059,8066,04067
44日本8,159,89112,61065
45バングラデシュ10,618,23316,63064
46中国91,646,213144,42063
47ブラジル12,578,30821,40059
48アメリカ合衆国19,359,95133,29058
49インド68,760,163139,34049
50ロシア連邦4,868,56414,59033

2024-04-14

アメリカシリア侵略占領している

アメリカシリア侵略占領していることについてウクライナで殊更ロシアを批難する人はどう思ってるんだろう

現実として力による状態変更は既に行われていて、何ならアフガニスタンイラクアメリカがやっている

パレスチナイスラエル侵略されているし、既に国際社会はそれを認めている

別にウクライナが負けようがその事実は変わらないのに。

先日の岸田総理演説空虚

勢いづいてるアメリカには恐怖を覚えないのだろうか

アメリカが好き勝手やってて平和時代と呼べるのだろうか

2024-04-09

日本有事に巻き込まれたら米軍は逃げるだろ

アフガニスタンでも逃げたし

同盟とはいえアメリカのために武器を取って戦わない日本人のためにアメリカ人が命を捨ててくれるかっつーと…

2024-03-23

https://www.asahi.com/articles/ASS3R41QKS3QUHBI026.html

 同紙によると、米国政府は今月に入り、アフガニスタン拠点を置くISの一派がモスクワへの攻撃計画しているとの情報を入手していた。ロシア政府にもその情報を伝え、警告していたという。

 在モスクワ米国大使館は3月7日に出した声明でも、「過激派モスクワコンサートを含む大規模な集会を標的とする差し迫った計画を立てている」との情報を得ており、警戒していることを公表米国民に対し、大規模な集会を避けるよう警告していた。

2週間以上前から警告されてても防げないもんなんだな

2024-03-14

ウクライナが負けても、みんな知ってたって言うだけ

アフガニスタンなんかガチテロリストタリバン支配されてるけどみんなスルーしてんじゃん

ウクライナもすぐにそうなる

2024-02-28

anond:20240228152911

そのテロリストを匿ったアフガニスタンに攻め込んで新しい政府樹立したけど十数年後にアメリカ軍撤退したらすぐに取り返されちゃった、くらいまでは説明できる。

2024-02-09

https://anond.hatelabo.jp/20240209161312

そーゆー文脈でいうとアフガンのせいで崩壊したソ連

旧ソ連からあのとき離脱していった連邦国や東欧の旧衛星国は、アフガンに足むけてねられない

しぬほど感謝されてるんだろうな。

ありがとうアフガニスタン!ってかんじだよな

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2024-01-24

anond:20240124152620

自民党民主党日本を滅ぼしそうになってるけどなんもできとらんやん。

ロシアウクライナ侵略したりアメリカアフガニスタンメチャクチャにしても何も出来とらんやん。

2023-12-12

神奈川県警旭川って街を思い出す

ホンジュラスコカ⚪︎ン中毒者にバッテリー借りパクされたから家に立て篭もって徹底抗戦した話(後編)|指笛奏者『限界旅行者タリバン政権アフガニスタンへ行く』9/26発売

https://l.pg1x.com/2r4tKT7JJM8pqooH7


ブコメにあった


「裏で繋がってる可能性あるから警察頼れない」が普通みたいな点、しか相手にされないとかじゃなく、「事態悪化する」


ジャップランドにもあるね。神奈川県警旭川って街。

神奈川全域じゃないのは、神奈川に人が大勢いて、所轄もそれぞれ大きいから。隣は警視庁だし。だから神奈川県警のみ。

でも、旭川人口も少ないせいで旭川全域だよね。異常だろ。中学生ポルノ脅迫して玩具にした挙げ句自殺させて、それでも「悪いのはアイツとアイツの親」だもの

ヤク中のホンジュラスと何が違うのかね。

2023-11-15

紛争地域把握としての外務省海外安全ホームページのすすめ

海外旅行勢としては常識だが、現在ニュースで進行中のウクライナ特に東部)、パレスチナガザ)含め、ここ数年前話題にあがって最近ニュースではやらなくなったミャンマーロヒンギャ)、アルメニア&アゼルバイジャンナゴルノ・カラバフ)、スーダン

慢性的紛争地でもう誰もニュースにあげないスーダンアフガニスタンイエメンソマリア(一部除く)、細かすぎてニュースにならない地域エチオピア北部サハラ砂漠に面している西アフリカ地域)、慢性的貧困地域中央アフリカハイチ)などそれら大変な地域が一括でわかるオススメページを提示する。

それは外務省の出している海外安全ホームページだ。

https://www.anzen.mofa.go.jp/

これは日本旅行者に対し、単純に治安が悪い(死ぬ可能性がある)やら紛争リスクあり日本政府の助けが及ばない地域を、レベル別でわけているものだ。赤いところは基本的に最もリスクが高いlv4であり、「退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」つまりそこに行くな、逃げろ。との案内を出している。そういったところは現在ニュースて絶賛話題となっているガザウクライナも含まれている。ただもうニュース慢性的過ぎて)にすらならないイエメンシリア中央アフリカもある。その下のlv3も「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」つまり行くなといった地域があるのだが、ガザウクライナ東部も(今は暫定的収束した)ナゴルノ・カラバフも、ニュースがおきる前からLv3が指定されており、つまりキャッチーな)紛争が勃発してスポットライトが当たる前からずっと火種をかかえ、市民生活を脅かされていた、またはそういったリスクがあったのである

ニュースではまさにスポットライトが当たっている、日々情勢がかわっていたり、国のパワーバランスに影響があるところしか、なかなか報道されないが、世の中には他にニュースにすらならない、慢性的紛争貧困地域があるということを知ること、ニュースとなった紛争が突発的に起きたのではなく、日頃孕んでいた情勢が限界を超え世間顕在化しただけであることを知るのに、外務省海外安全ホームページオススメである。(もちろん突発的な事象も含む)

なお、こういった情報は各国が独自基準のもと出しており、他にはイギリス外務省が出しているものもあり、そういったところと比べて見るのもオススメである

https://www.gov.uk/foreign-travel-advice

なお、上に書いたことはLv3,Lv4の渡航中止勧告に行くことの是非とは全く別の話であることに注意してください。

また、これを見ると世間はどんどん悪くなっているように思えるが、たとえば古くはルワンダ、近年だとシエラレオネリベリアのように過去紛争から立ち直ってなんとかやっていこうとしている地域も多いことを明記しておきたい。

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