はてなキーワード: からくり人とは
昨今のかの国における国内の「一部の人々」の論調に対して、ネット上で売国奴だ、奴等からいくら貰ってんだと叩かれてる件。
彼らは「正真正銘の本気の本心から」、日本側の自制や譲歩が彼の国の人々の心を動かし、円満な解決をもたらすと信じた上で、あのような言動をとっている。これは間違いない。
人間の善性を心底信じていると言い換えてもいい。かの国の人達も自分達と同じはずだと。善意で接している自分達に、彼らが悪意を向けるはずがないと。
なので今までは、外部にヘイトを撒き散らす程度で済んでいた。つまり大局的には無害だった。
こういう純真無垢な人たちほど、裏切られたと感じたときの「裏返りっぷり」は凄まじい。からくり人形の、かわいらしい童子の顔が突如として般若面になるような、あるいは「可愛さ余って憎さ百倍」とでもいうべきか。尽くしてきた時間や手間が、そのまま丸ごと反転して逆流してくる感じか。もっとも、あれほど彼らに深く接していながら彼らの本質を見抜けなかった自らの不明が招いたことなのだが。
これが個人レベルの話なら、凡暗が騙されただけで終わるのだが、極めて厄介なことに彼らはこの国全体によく響くスピーカーを持っている。
「あんなに尽くしてやったのに!」
その瞬間から、彼らの中でかの国はウチの存在からソトの存在へと裏返る。大排外キャンペーンの開幕である。これを前にして冷静でいられる者は少ないだろう。しかもかの国はこちらよりも先に「譲歩」「対話」のカードを捨て去っている。その時、止めるものは誰もいない。
予言する。
日本とかの国の間に重大な局面を生まれるとしたら、それを呼び寄せるのはネット上の声でも保守でも右派でもない。最後の瞬間まで彼らの肩を持ち続けた「一部の人々」だ。