はてなキーワード: 復讐のようにとは
モテなかった。
元嫁からはお前とのセックスは嫌いだから二度とヤりたくないと言われて別れた。本当に悔しかった。
ただ、金はあった。
するとどうだ、あれだけ天使や女神のように感じていた女が、下品な声を上げてよがるではないか。女は男以上に性に貪欲で浅ましくなりうる存在だったのか。
街を行く女が全て汚らしいものに見え始めた。どんなに綺麗なお澄ましも、夜になれば股ぐらを湿らせて男に媚びるのだから仕方ない。
汚い!汚い!汚い!
そんなものを買う俺は地獄の残飯を貪る腐った豚だ!このまま裁きにあえばいい!
陰茎を吸わせながら、膣に突っ込んだ鍵型の指を慣れた風に優しく搔き出している途中、俺は涙を堪えていた。
その帰りに立呑に行った。
横にいた女がめちゃくちゃに飲む俺を心配して声をかけてきた。昔の俺なら緊張で声が上ずっていただろう。けれど、汚物が豚である俺に話しかけてきただけだ。どうでもいい。
気が付いたらホテルにいた。
さっき別の女を抱いていたホテルだ。
俺はまた、陰茎を吸わせながら、膣に突っ込んだ鍵型の指を慣れた風に優しく搔き出し、今度は―――。
こんなことばかりになった。
まだたまに女は買う。確認のためだ。
異性に対する憧憬とは少年にのみ許されうる幻想であり、我々良識者たる大人はその乳臭い夢から目覚めることを求められはしないものの、目覚めなければ社会の一員の本当の大人とはみなされない。その本当の大人とは、目覚めた地獄で鼻歌を歌いながらスキップすらできる存在であるが、いつの日か、また、子供の頃にみんなで歌っていた楽しい歌を口ずさめたらいいなと思う。