はてなキーワード: 「続きを読む」記法とは
■流れ
200X年事件 ──→ 2006/12/25初めての来訪 → 2007/1/5友人帰国 → 1/27その話を聞く → 1/28カラオケボックスで録音 → 1/29(1) → 1/30(2)昨日書いた動機について → 2/1(3)K宅訪問にあたり → 2/3(4)豆まきで初対面 → 2/9(5)Kからのメール → 2/13(6)三連休の出来事
■(6)三連休の出来事
参ったな、どうしたらいいのか。
2/10(土)。まず連休初日から。
「連休何してるの?(>_<)」とAからメールが来たのは土曜の午前だった。
Kのあんな告白があったので「映画見たり、いろいろと」って適当に答えると「映画いいなぁo(^-^)o 何見るの?」と来た。
なんで俺にメールするんだ? と思ったのとそう毎週顔見るべきじゃないしあんま深入りは……と思い、「映画はひとりで見るって決めてるんだよね、ゴメン」とテンション低めのメールを返しておく。
すると直球で「奢ってくれないの?(>_<)」と来たので「そんな無茶な(笑) お金ないし」と返信。「えー(>_<) お兄ちゃんになってくれるんじゃないの?(>_<)」ときて、(>_<) ばっかじゃ、お前ははまちゃんかと思いつつ「んーと、実家の方で見るから悪いし」と返して文末に「ではまた」とメールのやり取りを打ち切る。
「お前明日か明後日時間ある?」とのこと。「Aのことか?」と聞くと「よくわかったな。ってまあ他に用はないか(笑)」と笑う。まだ豆まきから一週間しか経ってないじゃん、なんだよと思うけど先日のメールのこともあるし放っておけない。
「明日は大丈夫かな。またなんかあったの?」
「まあ大したことじゃないよ。11時に渋谷に来てくれない?」
2/11(日)。
11時に渋谷に着き指定の場所で待つと、K、K両親、そしてAが車でやって来る。オールスターじゃないかと見ていると、K母が「今日はすみません」と仰々しく挨拶してくる。なんだろ? と思いつつ「いえいえ、あの、K? 今日は何?」と聞くと、「ゴメン! 俺今日デートでさ…」とKは電車でどっかに消えてしまった。すぐ携帯メールで
「本当にゴメン。Aが両親にどう媚を売るか見といてくれ。また今度!」
とフォローのようなものがきた。なんで俺が……。
|K父|俺|
|K母|A|
車にはこんな席順で乗った。進行方向は ← 。
「どこに行かれるんですか?」
K父「ああ、西武だよ。とりあえずこれ停めなくっちゃな」
駐車場に着くまでにKに「俺、どうすればいいの?」とメールする。
少しして返事が来て、「Aが“みんなで出かけましょう”って。俺は彼女も休みだし連休ずっとAを見張ってるわけにいかないから、“今日はちょっと……”って消極的な態度みせたら、Aが“X呼んだら?”って言うから。ゴメン」とのこと。Aが呼び出したのか。
仕方なくK父、K母、Aのショッピングに付き合う。俺は別に気に入られたいわけじゃないから少しぶっきら棒に後ろからついて行く。もう次にこんなことで呼び出されるのは嫌なので、Kのご両親に「またX君呼ぶの悪いし」と思ってもらえるような態度をとっておく。
ショッピングが終わり、ご両親は表参道の方に用があるということで、Aは「じゃあ私はXさんと漫画でも読んでる」と言い出したので、ちょうど休めると思い渋谷のネットカフェについて行った。
ネットカフェではしばし待たされたけど、まあ別室ってのも変なのでペアシートで座った。漫画を選ぼうかなと思うと「とりあえず座りましょう」とのことなので、ドリンクを持って部屋に入る。
「今日は疲れたねー」とありきたりのことを言ってとりあえず寝っ転がる。ホントに疲れた。
「ご苦労様です。Kさん逃げちゃいましたね(笑)」
「ホントだよー、なんで俺が来なくちゃいけないんだろ」
などと無難な会話の後、Aが少しだけ嬉しそうにこっちを見て言い出したのが始まりだった。
「ねえXさん、お兄ちゃんになってくれるんでしょ?」
「なにそれ」
「え、Kさんが言ってたけど…」
なに言ったんだあいつ? とポカンとしてると、「どうせKさんも本当のお兄ちゃんじゃないじゃん?」と言うので「そうだけど、」とつぶやくと、「ならXさんの妹になってもおかしくないわけだよね」と言う。
「いや意味わかんない」
「KさんからXさんの家族構成を聞いてさ、Xさんでもいいかなって思って」
「いやちょっと待ってよ。君あれじゃん、Kのお嬢さんのYちゃんが亡くなった代わりにKの家に居ついてるわけでしょ。それならKんちで暮らせばいいじゃん。うちは誰かが亡くなったわけじゃないし」
「……なに怒ってるの」
は? 怒るというか警戒しまくりなんだよこっちは! と疑い深い目でAをチラッと見るとガム噛みながら足組んで天井の方を見ている。K両親がいた時と違って態度悪いな、どちらにしろその考えは正さなければと思い諭すように言う。
「そんな手軽に家族を変えられてはKのご両親に申し訳ないでしょう。その“家族を変える”って発想がもう……異常だよ」
するとAは座り直し、ちゃんとこちらを向いて話す。
「そう? 家族なんて、よりいい方に乗り換えていけばいいじゃない。生まれた時から決まってる親っていうのは18(才)過ぎれば変えてもいいと思うけど。それこそ学校で転科したり、プロバイダー乗り換えたり、彼氏や彼女を変えたりするような感覚で。一組の家族や両親で満足するのなんてどうかと思うわ。特に私みたいに田舎生まれで東京に来たら、頼りになる親は一組じゃ足りないし」
絶句した。
家族を「いい方」に「変える」?
そんな発想を聞いたことがなかったので困惑したが、やっとのことで
と言ったら吹き出された。
「ヤドカリ!(笑) 面白い例え使うんだね。確かに宿を借りてるから宿借りかもね(笑)」
確かに妙な例えだなと思ったが、ここは負けられない。とにかくその思想への拒絶の意思を示しておく必要があるので、ちょっと考えてとりあえず「ため口やめろよ」と言っておく。
するとそんなこと気にするんだこの人? という目で見られ、鼻で笑われた。
もうその考えを聞きたくもないし染まりたくないので、「行こう、もう」と席を立ってレジに向かうと、ゾッとするようなセリフを言われる。
「いわゆる家族 2.0 ってやつ?(笑)」
これを聞いてヤバいと思った。「2.0」を冗談にする奴ならはてなぐらい知ってるかもしれない。いや、ネットのキャッシュを消して「2.0」と口にする人がはてなを知らないわけがないか?
そんなことを思って、店を出て「にーてん、ぜろ?」ととぼけてみる。
「そう、子供が親を選ぶ時代。新しい家族の在り方よ。これまでの家族が 1.0 だとしたら 2.0 なわけ」
「……」
こんな発想の女に下手な会話はしない方がいいだろう。「ふーん」と答えておく。店を出るが、駅まで5分なのに距離が長く感じる。Aより少し後ろを歩きながら、早く駅に行ってAと別れたいと強く思った。その時の俺は嫌悪感一杯の表情をしていたに違いない。
こんなことをKの家族が知ったらどう思うか……、Kは知ってるのだろうか、ご両親はと思ってると、Aは駅の入り口の階段のところで「じゃあここで。今日はありがとう」とこちらを振り返る。
「ああ」
「今の話……どう思った?」
「……別に」
「考えといてね。あ、Xさんの家族の詳細なデータ頂戴? メールで送っておいて。年齢とか、兄妹の歳とか勤め先とか……」
とそこまで聞いて呆れて言葉にできないので大きく首を振り、ウザさ満杯の表情をする。
「俺んちはやめろって、Kが、ご両親がこんなこと知ったらどう思う?」
「Xさんは進歩的じゃないのねー。こんなことベラベラ話すわけないじゃない。私の考え、Kさんのご両親は承知よ?」
そう言うとAは「じゃあ」と階段を降りていく。「……え? お、おい!」と言うと、Aは階段を降りながらこちらを見ずに手を振る。
知ってるって、Kの家族は全部知ってて住まわせてるのか? 俺が今日渋谷に呼び出されたのはこのため? そんなことを考えながら、夕暮れ時の渋谷で汚い雑踏の中でしばらく座り込んでいた。
早速Kに「なんかAが凄いこと言ってたけど聞いてるの?」とメールすると、Kから電話が来た。
「凄いことって? 大丈夫だった今日?」
「ああ大丈夫、というかAはなんだよあれ。意味わかんない」
「何て言ったの?」
さっきのAが話していたことについておおよその説明をするとKは「そっか……」と黙ってしまった。
「俺がお兄ちゃんになるって、Kが言ったの?」
「え、なにそれ」
「Aが言うには、俺がAの兄になりたがってるとか……」
“また”って何だよ、よくわからず狼狽しつつ「これがこの前お前が言ってた、『モラル的に言えないこと』なのか?」とため息をつく。
「いや、そのことじゃないけど……」
「え? ってことは、まだAはなんかあんの?!」
「うーんまあ、、また連絡するよ。とりあえず家族のデータとかAに送るなよ」と話したくなさそうに切られてしまった。
そんなもの送るわけないだろう、とこちらも電話を切ってさっきの会話を思い出しながら歩き始めたら、さっきのAの言葉を思い出した。
「KさんからXさんの家族構成を聞いてさ、Xさんでもいいかなって思って」
もうAは知ってるじゃん、うちの家族構成……。
他にどんなことを知られてるんだろう。Kは余計なこと話してないだろうか? そんなモヤモヤを考えているうちにふと思い浮ぶのが、ひょっとしてKは俺にAを押し付けるつもりだろうかということ。例えばKが話そうとしない「AがK宅に来た理由」に何かがあって、それで証人だといって俺を呼び出して家族構成を教え、宿借り状態のAを俺に引き渡すつもりとか……。
でも、現実に無理だろう。うちの実家は両親が二人で住んでるけど、年頃の娘が来たからといって住まわすとかないはず……父親は喜ぶだろうけど。
その後メシを食って家に帰り、一応母親に「変な電話に気をつけろ」とメールでも送っておく。振り込め詐欺の電話も撃退した両親だから大丈夫だろうとは思うが。
「そういえば昨日電話きたよ、フラワーアレンジメントの教室の件でぜひ習いたいって。そういうのじゃなくて振り込め詐欺に気をつけろでしょ? 最近の税務署とかの」
母は花を教えている。
「その習いたいって人は、なんて人?」
「○○さんかな、うちに見学しに来たいって」
○○って、Aの苗字じゃねーか!
そういえば母親の名前はググると出てくる。「ダメだ絶対入れるな」と書いて電話の方が早いと思い電話するが出ない。電車に乗ってるのだろうか。改めてメールを書く。
「その人は家に入れちゃダメだって。いつ来るって言ってた?」
「ああ電話気づかなかったごめんなさい。明日って言われたけど、明日は教室休みだから17日にしてもらったよ。家じゃなくて教室だから大丈夫」
土曜の時点で電話して、月曜に行くと言ってたのか……行動が早い。
Aにどういうつもりだとか聞いてみたいが今は触れたくない。Kものらりくらりだろうし。
かといって17日(豆まき、渋谷に続いてまた土曜か)まで待つのもなんだからKにメールしてみる。
「A、うちに来るとか言ってたらしい。うちの様子見なのか?」
「Xんちに? なんで?」
「俺んちは絶対に無理だよってAに伝えといてくれ。」
「だよな。ただ思いつきじゃなくてそれなりに勝算があるらしいぞ。ほらお前、Y関係があるだろう。うちの親が話したみたいなんだよね、お前とYが付き合ってたこと」
「余計なこと話しすぎだよお前の家族! とりあえず今週ちょっと時間くれ。30分でいいから」
そして待ち合わせの時間を決めて、今週Kと会うことにした。
■追記形式にした件について
はてな匿名ダイアリーのトップでいきなり長文がドカーンと載ってるとウザく感じるので。ここは「続きを読む」記法が使えないんですよ。なので半分ぐらい書いてアップして、次の日に追記として半分載せるようにしました。
http://anond.hatelabo.jp/20061207123250
http://anond.hatelabo.jp/20061207141031
紳士C「おかげで配達員時代を思い出すな。」
紳士C「今日の地位を得るために、どれだけの変遷を辿ったか、君にはその10%も喋ってないはずだぞ。」
娼婦A「そんな…。貴方は生まれてこのかた、その風貌を維持されてたのだと思ってましたわ。」
娼婦B「二項対立的に人を認識しなさんな、ってことよ、貴方。」
紳士C「オイラーを知っているだけでも十分だ。あとは友愛数とか、フェルマーの最終定理とか、…、ゆとり教育の弊害で、彼らの功績も浮かばれないな。」
娼婦B「だから『博士の愛した数式』はベストセラーとなったわけですわ。数学にロマンを見た小川さんには、ほんと敬服しますわ。」
…「続きを読む」記法って使えましたっけ?
娼婦B「あらまぁ、はてなスタッフのお仕事が増えちゃったみたいね。」
紳士C「要するに、『AnonymousDiaryにおいてmovie記法が使えるようにすること』、これがたった今生じたはてなスタッフのタスクなわけだな。」
娼婦A「Anonymousってなかなか洒落た英語だわぁ。でもきっと和英辞典で「匿名」って検索しただけの、ローコストなんでしょうけど。」
紳士C「それがWeb2.0的じゃないのかな?所謂バズワードだけどね。」
紳士C「どういうこった?」
娼婦B「バズワードという言葉自体、まさにバズワードだ、って言うこと。」
娼婦A「そんなことより、ほら、ASINにアフィリエイトのIDが付かないわ。気の毒だけど、はてなスタッフ第二のタスク発生ね。」
紳士C「はてな記法のプログラミングに関しては門外漢だからなぁ。未だはてなアイデアにはAnonymousDiaryの要望が出る気配はないし(http://i.hatena.ne.jp/idealist?did=20&status=&word=&st=modified%20desc)、暫し愚弄な要望はここで垂れ流すしかないな。」
紳士C「どした?」
娼婦B「足跡のFabiconを丁寧に見てるんだけど、まだ近藤社長がお出ましになってないみたいなの。AnonymousDiaryの存在に気づいてるのだか気づいてないのだか、一言『これはひどい』とか評価を聞きたいなぁって。」
娼婦A「『これはひどい』も、なぜこんな形に定着しちゃったわけ?『これはあかん』とか『これはあかんばい』とかが標準タグとして普及したほうが、はるかに楽しいのに。」
紳士C「楽しいが先行したんじゃなくて、やはり、しかたなく、標準語に落ち着いた、という、なんとも情けない結果。」
紳士C「グローバリゼーションは各国間の言語の往来を容易にさせるが、こと一国の言語、例えば日本を例にとれば、グローバリゼーションにおける言語往来の容易化と同程度に、方言の往来も、いわば比例的に容易になるのではないかな。」
…そろそろ「続きを読む」記法を導入せねば。