価値観のズレが気持ち悪いんだから、他人はだいたい気持ち悪くなる。
価値観が同じと言っていいほど似通った人の方が珍しい。
ただ価値観のズレを許容できる範囲は人ぞれぞれ幅に差があるし、当事者同士の関係性にも左右される。
「恋は盲目」じゃないが、元々好意的に見ていた人に対しては自分の価値観とズレた行動や言動もある程度許容してしまう事、割と多いと思う。
逆に言えば元々嫌いな人、自分よりも下に見ている人に対しては許容範囲が狭くなりがちだ。
個々人の価値観に基づく許容範囲や関係性、社会的評価に左右されやすい以上、気持ち悪さを表現規制など個人の行動を制限する基準に用いるのは無理があるんじゃないかと思う。
大の犬嫌いにとって犬の散歩してる人は気持ち悪いし、死ぬほど肉が嫌いな人にとって焼き肉の広告やステーキ食ってる人を見せられるのは苦痛だ。
自分は問題ない、心地よいとさえ思う表現でもそれを気持ち悪いと感じる人は必ずいる。
もちろん配慮はあった方がいいだろう。