普段の本人のことを知らず偏見で悪いが、こういう雰囲気のやつに学生時代苛められていたし、キャプテン渡辺のインタビューを思い返しても、(流れ的にネタとして理解はできるのだが)時折タメ口をきいていて、生意気そうでいい印象を持っていなかった。
それでも、そんな彼が裁定員から騎手免許取り消しの可能性を聞いて自分で立ち上がることすらできないほどのショックを受けていたという場面を想像すると、ただただ悲しくなった。
この結果を予想できない大河はどうしようもないバカだ。でもそういう先の予想をするのが極端に苦手な人のことをバカと言うのなら、彼のような人にも救いはあるべきだ。
それに多かれ少なかれ、若い人は先の予想をするのは苦手なものだから。細江純子さんが、自分の若い頃を思い出して辛くなると、この件について語っていたけど、わかるよ。
大失態をして自己嫌悪の末、本気で死にたくなるなんていうのは、少なからぬ人が通っている道だと思う。俺もかつてそうだったと思う。
そこで本当に自殺まで行ってしまう人はわずかかもしれないけど、その差は紙一重でしかない。
だから、やっぱり生きてればなんとかなった、死ぬことはなかったんだよ。