「絵を描かない人は上手い絵のことも下手って言うことある」って話題に「絵描きの選民思想」って感想をいくつかみかけてびっくりしたんだけど、「凄い技術でなりたってるのに門外漢はそれに気づかない」なんてよくある話じゃん。
たまに独学でめちゃくちゃ上手い天才がいるけど、絵が上手い人のほとんどは技術獲得のためにとんでもない時間を使ってるよ。
タイムラプスだと時間を圧縮してパパッと描いてるように見えるけど美麗な一枚絵とか何十時間かけてる人普通にいるからね。
でもちゃんと絵を学んだことがないと簡単に描いてるように見えるし、それなのに自分が上手く描けないのは単に才能がないからだって思うのかも。
ある技術を勉強してる人が、ほかの人の技術の高さを見て凄いと思ってたら、技術を知らない人が「なんか自分の好みじゃない」を「下手」と表していて、「いやッ……!下手では……!ない!!」ってもどかしく思ってる状態を、「はー技術持ちはお高くとまってますねぇ」って言うの、変じゃない?
例えばエンジニアがすっきりしたコードを見て凄いなぁって思ってたら、プログラムを知らない人に「これなら自分もできそう」とか言われて「いやそれは高度な技術が……」って思ったらそれもエンジニアの選民思想?
日本ほど絵を描く人間が多い国はないそうだ。 その中で絵が描けないってのは相当なコンプレックスになるんだろうね。 彼らにあるのは社会への憎悪だよ。