多くの研究者が、脳はおそらく他のもののなかでもベクトル処理装置であると独自に結論付けている。
統合失調症患者によるある論理的課題の処理における既知の異常と照らし合わせて、彼らは常識的な論理ではなく、脳に内在する論理を使わざるを得ず、
この論理は線形的あるいは量子論的であると仮定すると、これらの異常やその他の異常を解決することができるという。
人間の脳は、「古典的」論理やアリストテレス論理ではなく、線形論理の命令に従って内在的な論理演算を行うという考えを支持する。
もしそうだとすれば、常識的な論理は経験や文脈の構築を通じて身につけなければならない。
患者にはこの能力が欠けているようで、その結果、量子論的で特定の作業により効率的な内在論理に頼らざるを得なくなる。
さらに、統合失調症との関連で議論されてきた、人間の思考につきもののフォン・ドマルス型の誤りへの傾向も、これに基づいて説明される。