鬱病は恐ろしい病だ。
傍から見るととても有能な人なのに、鬱病を悪化させ将来に絶望し、今までの功績や人間関係を全てふっ飛ばしているのを見て改めてそう感じた。
例えば。有名人やら金持ちやらも鬱病で絶望し死ぬことがある。そこまで極端ではなくとも、大企業に入って絶望し、退職すりゃいいのに死んでしまうという事例はありふれている、と言ってもいい。
それらを鑑みて、今の自分はどうだろうかと考えると、やはり自分は死ぬしかないという結論に至った。自らの可能性は完全に閉じているし、よしんば可能性があったとしても極僅かなのでさっさと死んでしまった方がよい。
鬱病という病がいかに我々の自己認識に嘘をつくのか、という事を理解していてもこれだ。理性ではどうにもならないのだろうか、鬱病というものは。
俺は、生きたいのだ。この世は素晴らしい物で満ちている、生きる価値がある。でも、未来が強迫的に恐ろしく、焦燥感に駆られ生きる生は苦痛でしかない。もしかしたら、ただ俺は逃げたいのかもしれない。
大学生のうちからこれならば、仕事についたらどれほど苦しいのだろうと思うと怖くなる。俺と同じような人間は苦しんでいる人ばかりだから。